PAUL McCARTNEY / NORWEGIAN NIGHT 2004 【2CD】
PAUL McCARTNEY / NORWEGIAN NIGHT 2004 【2CD】
販売価格: 4,500円(税込)
在庫あり
商品詳細
ポールはリンダの死後、単発でステージに立つことはあっても、長らくツアーを行なっていなかった。しかし子供たちが成長し、当時ヘザーミルズという新たな伴侶を得て、新たなバンドと共に2002年よりツアーに出ることになった。実に空白の9年を経ての大規模なツアーであった。そしてこの時点では想像もつかなかったが、その後、継続してほぼ毎年のように世界のどこかでツアーを行なって現在に至る。2002年のドライヴィング・ツアー、そしてその延長上でバック・イン・ザ・ワールド・ツアーが行なわれた。この2年間で確かな手応えをつかんだのであろう。足掛け2年に渡る長期ツアーの後、2004年も継続してツアーに出たポールであったが、この年は夏に欧州にて、わずか14公演の短期なものにとどまった。それが04 SUMMERツアーである。
このツアーは公演数が少なく、前後に大きなツアーがあったため、あまり目立たないものではあったが、ファンにとってはレアな曲と構成が非常に珍しい着目すべきものである。そもそも何度もコンサートを行なっているロンドンやパリを除けば、それ以外はあまり行ったことのない欧州都市が公演地に選ばれているのも、次なるツアーのための壮大な助走だったのではと勘ぐってしまう。
オープニングはDJによるサンプリング曲である。そして高らかなカウントと共に、1曲目がなんと「Jet」で始まるのである。意外やこの曲が一発目にくるのは後にも先にもこのツアーのみである。「Flaming Pie」はこのツアーが初演である。そして注目は「You Won’t See Me」である。2016年や翌2017年の日本公演でも演奏された曲ではあるが、アレンジが変えられアコースティック・コーナーのひとつとしてであった。この2004年ツアーでは、ライブ初演なのはもちろんのこと、ビートルズと同様にきちんとバンドで演奏されているのである。あの印象的なピアノはウィックスがキーボードで担い、追いかけるコーラスもきちんとバックが務めている。
同様に「She’s A Woman」もまた、ビートルズ解散後において1991年アンプラグドで、アコースティックにアレンジを変更して演奏したことはあるが、バンドでエレクトリック・セットで演奏されたのは、このツアーにおいてのみという貴重なもの。跳ねるようなギター・カッティングからブルージーなヴォーカルは、まさに日本公演であの時武道館で歌っていた同じ人物のものであると感慨深く思える。
「In Spite Of All Danger」もまた、このツアーが初演である。アンソロジーが出るまでは、曲名だけが知られており、誰も聴いたことがなかった曲。当時のクオリーメンのメンバーが回想して「たしかこんな曲だった」と軽く演奏した短いもので想像を膨らますしかなかった曲であったが、こうしてポールが実際のステージで演奏する日が来ようとは。
ポールのコンサートでは、鬼籍に入ったビートルズのメンバーのために、常にジョンに捧げる曲として「Here Today」を、ジョージに捧げる曲として「Something」を演奏しているが、このツアーではなんと「All Things Must Pass」を演奏しているのである。これもまた非常にレアな選曲であろう。また、存命のリンゴのために「Yellow Submarine」を余興で演奏している。
そしてハイライトはここからである。「I’ll Follow The Sun」はこのツアーが初演となる。基本的にアコースティックで演奏されている。翌2005年ツアーでも継続して演奏されたが、わずかな期間セットリスとに入ったのみで、その後現在まで演奏はされていない。また「For No One」は1984年の映画「ブロード・ストリート」で再録したことはあるが、ライブで演奏するのはこのツアーが初演となる。ウィックスの奏でるバロック調のハープシコードに合わせてビートルズのバージョンのほぼ完コピとなっている。イングリッシュ・ホルンの間奏も再現されている。
「Penny Lane」がツアーで演奏されたのは1993年とこの2004年のみである。キャッチーで美しいメロディ、間奏のトランペットと、見せ場の多い楽曲にも関わらず、ステージで演奏されることが少ないのは、歌うのが難しいからだと思われる。実際にここで聴くことの出来るポールのボーカルはイントロから非常に危うい。
この時のみの珍しいアレンジといえば、「Band On The Run」に長いイントロが加えられている。これも翌年移行はカットされ、その後は普通にレコード通り演奏されていることを考えると、このツアーのみのレアなアレンジといえる。また、現在ではアビーロードの最後のメドレーをフルに演奏するステージ構成になっているため、またリプライズを単独で演奏するようになったため、コンサートを締めくくる「SGT. Reprise」と「The End」のメドレーも今となっては珍しいものとなっている。
短期間のみ行なわれた2004年夏の欧州ツアーより6月14日ノルウェーはオスロ公演を高音質にて完全収録。珍しいセットリスト、このツアーでのみ披露されたアレンジ、レア曲、そしてステージ構成などは、他のツアーでは見られない特異なものであり、そもそも公演数自体が少なかったことを考慮すると、いずれもマニア必聴といえるものである。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
サンプル音源
https://soundcloud.com/user-192832907/2004-oslo-sample/s-Ey9PR
VALLE HOVIN STADION OSLO NORWAY June 14, 2004
DISC ONE
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow the Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen a Face
21. Eleanor Rigby
DISC TWO
01. Drive My Car
02. Penny Lane
03. Get Back
04. Band On The Run
05. Back In The U.S.S.R.
06. Live And Let Die
07. I've Got A Feeling
08. Improvisation
09. Lady Madonna
10. Hey Jude
11. Yesterday
12. Let It Be
13. I Saw Her Standing There
14. Helter Skelter
15. Sgt.Pepper’s Reprise - The End
このツアーは公演数が少なく、前後に大きなツアーがあったため、あまり目立たないものではあったが、ファンにとってはレアな曲と構成が非常に珍しい着目すべきものである。そもそも何度もコンサートを行なっているロンドンやパリを除けば、それ以外はあまり行ったことのない欧州都市が公演地に選ばれているのも、次なるツアーのための壮大な助走だったのではと勘ぐってしまう。
オープニングはDJによるサンプリング曲である。そして高らかなカウントと共に、1曲目がなんと「Jet」で始まるのである。意外やこの曲が一発目にくるのは後にも先にもこのツアーのみである。「Flaming Pie」はこのツアーが初演である。そして注目は「You Won’t See Me」である。2016年や翌2017年の日本公演でも演奏された曲ではあるが、アレンジが変えられアコースティック・コーナーのひとつとしてであった。この2004年ツアーでは、ライブ初演なのはもちろんのこと、ビートルズと同様にきちんとバンドで演奏されているのである。あの印象的なピアノはウィックスがキーボードで担い、追いかけるコーラスもきちんとバックが務めている。
同様に「She’s A Woman」もまた、ビートルズ解散後において1991年アンプラグドで、アコースティックにアレンジを変更して演奏したことはあるが、バンドでエレクトリック・セットで演奏されたのは、このツアーにおいてのみという貴重なもの。跳ねるようなギター・カッティングからブルージーなヴォーカルは、まさに日本公演であの時武道館で歌っていた同じ人物のものであると感慨深く思える。
「In Spite Of All Danger」もまた、このツアーが初演である。アンソロジーが出るまでは、曲名だけが知られており、誰も聴いたことがなかった曲。当時のクオリーメンのメンバーが回想して「たしかこんな曲だった」と軽く演奏した短いもので想像を膨らますしかなかった曲であったが、こうしてポールが実際のステージで演奏する日が来ようとは。
ポールのコンサートでは、鬼籍に入ったビートルズのメンバーのために、常にジョンに捧げる曲として「Here Today」を、ジョージに捧げる曲として「Something」を演奏しているが、このツアーではなんと「All Things Must Pass」を演奏しているのである。これもまた非常にレアな選曲であろう。また、存命のリンゴのために「Yellow Submarine」を余興で演奏している。
そしてハイライトはここからである。「I’ll Follow The Sun」はこのツアーが初演となる。基本的にアコースティックで演奏されている。翌2005年ツアーでも継続して演奏されたが、わずかな期間セットリスとに入ったのみで、その後現在まで演奏はされていない。また「For No One」は1984年の映画「ブロード・ストリート」で再録したことはあるが、ライブで演奏するのはこのツアーが初演となる。ウィックスの奏でるバロック調のハープシコードに合わせてビートルズのバージョンのほぼ完コピとなっている。イングリッシュ・ホルンの間奏も再現されている。
「Penny Lane」がツアーで演奏されたのは1993年とこの2004年のみである。キャッチーで美しいメロディ、間奏のトランペットと、見せ場の多い楽曲にも関わらず、ステージで演奏されることが少ないのは、歌うのが難しいからだと思われる。実際にここで聴くことの出来るポールのボーカルはイントロから非常に危うい。
この時のみの珍しいアレンジといえば、「Band On The Run」に長いイントロが加えられている。これも翌年移行はカットされ、その後は普通にレコード通り演奏されていることを考えると、このツアーのみのレアなアレンジといえる。また、現在ではアビーロードの最後のメドレーをフルに演奏するステージ構成になっているため、またリプライズを単独で演奏するようになったため、コンサートを締めくくる「SGT. Reprise」と「The End」のメドレーも今となっては珍しいものとなっている。
短期間のみ行なわれた2004年夏の欧州ツアーより6月14日ノルウェーはオスロ公演を高音質にて完全収録。珍しいセットリスト、このツアーでのみ披露されたアレンジ、レア曲、そしてステージ構成などは、他のツアーでは見られない特異なものであり、そもそも公演数自体が少なかったことを考慮すると、いずれもマニア必聴といえるものである。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
サンプル音源
https://soundcloud.com/user-192832907/2004-oslo-sample/s-Ey9PR
VALLE HOVIN STADION OSLO NORWAY June 14, 2004
DISC ONE
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow the Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen a Face
21. Eleanor Rigby
DISC TWO
01. Drive My Car
02. Penny Lane
03. Get Back
04. Band On The Run
05. Back In The U.S.S.R.
06. Live And Let Die
07. I've Got A Feeling
08. Improvisation
09. Lady Madonna
10. Hey Jude
11. Yesterday
12. Let It Be
13. I Saw Her Standing There
14. Helter Skelter
15. Sgt.Pepper’s Reprise - The End