Led Zeppelin-NANIWA ELEGY 1972 【2CD】 [WECD-348/349]
Led Zeppelin-NANIWA ELEGY 1972 【2CD】
[WECD-348/349]
販売価格: 4,500円(税込)
在庫あり
商品詳細
ツェッペリンは伝説的な初来日公演を終えた後、欧州ツアーで1971年を締めくくった。さらに翌年もすぐ5枚目のアルバムとなる『聖なる館』のレコーディングと平行してアメリカン・ツアーを行うなど、非常に多忙なスケジュールをこなしていた。それまでツェッペリンのライブといえば「移民の歌」で始まり、そのまま「ハートブレーカー」にメドレー的に繋がるのが定番であった。古き良き時代のツェッペリンを印象付けるこのセットリストは、ステージにおいて長らくパターン化していたが、それが1972年の来日公演から大幅に変更されることになる。後世の歴史的視点で言えば、黎明期に続く初期ツェッペリンの終焉、そして中期に差し掛かるタイミングで行なわれたのが1972年の来日公演であった。
ツェッペリンはその活動期間中に2度来日公演を行なっている。初来日公演が1971年、その時既に翌年の来日公演の契約を済ませて帰国の途に就いている。その契約通り翌1972年10月に東京2日間、大阪2日間その他、名古屋、京都と、前年を上回る6公演が行なわれたのである。わずか1年の間にツェッペリンを取り巻く状況は大きく変化し、1972年の来日公演では、前年と大幅に異なるツェッペリンのステージが展開され、日本のファンは世界に先駆けて新たなツェッペリンの目撃者となったのである。この年の来日公演の日程は以下の通り。
10月2日 東京日本武道館
10月3日 東京日本武道館
10月4日 大阪フェスティバルホール
10月5日 名古屋市公会堂
10月9日 大阪フェスティバルホール
10月10日 京都体育館第一ホール
前回同様、武道館と大阪フェスティバルホールが選ばれたが、前回行なわれなかった名古屋と京都がスケジュールに加えられているのが注目に値する。余談になるが、この時ジョンポールジョーンズは京都で購入した琴が、後に彼のソロ「Zooma」で使用されている。セットリストは「Rock And Roll」で開幕するという新しいパターンで、これは1975年ツアーまで踏襲されることになる。2曲目は「Out On The Tiles」をイントロに付与した「Black Dog」である。また、1973年3月にリリースされる『聖なる館』のレコーディングはこの時点で既に終えており、リリース前でありながら数曲が早くもセットリストに加えられている。特にジミーがダブルネック・ギターを抱えて演奏する「The Song Reminds The Same」と「The Rain Song」の2曲はこの日本が初演となる。レコーディングは終えていたもののタイトルが未定だったようで、この日本公演中にロバートは日によって「次の曲は『キャンペーン』」などと紹介している。
ジョンポールジョーンズがステージでメロトロンを初めて使用したのも、この日本公演からで、「Stairway To Heaven」と「The Rain Song」において非常に印象深い美しい音色を奏でている。特にこれまでのツアーでも演奏されてきた「Stairway To Heaven」がメロトロンが加わる事により、より洗練されたアレンジになった事は特筆に値する。この大阪公演では演奏されなかったが、同ツアーの名古屋公演では「Thank You」でもメロトロンが大々的に使用されている。ツェッペリンがステージで初めて使用する楽器であり、ロバートは「The Rain Song」の後に「ミステリアス・メロトロン!」と紹介している。
本作は新たにカセットテープから起こした音源が元となって制作されている。ジェネレーションは不明だが、ダビングがほとんど経ていないと思われる高音質なもので、既発盤と比べ非常にナチュラルで美しい音質で収録されている。なるほど、この音質ならば改めて新タイトルとしてリリースするに相応しいと判断されたようだ。実際、本作はノーイコライジングで、元のカセットテープの音をそのまま活かす形で収録されている。元々大阪フェスティバルホールは音響に優れている事でも有名で、日本でも音響に厳しい山下達郎やさだまさしなどが好んで使用している会場でもある。この「神様が作ったホール」(さだまさし)で鳴り響く素晴らしい音質を、加工感が皆無の自然でありのままの音で収録しているのが本作の特徴である。
もちろんカセットテープの宿命であるピッチのズレはプラマイゼロにきっちり調整してある。冒頭から途中までは約1.5%、後半は約3%程度の狂いが生じていたことでもわかる通り、ピッチのズレは全体を通して一定ではない。それを細かく修正して全体をプラマイゼロになっている点もまた、本作のアドバンテージであろう。
また、元となるカセットテープの音源をメインとし、カット部分は同日別音源で補完することでコンサートを完全収録している。補完位置を述べる。まず「Dancing Days」と「Bron Yr Aur Stomp」の曲間約18秒。そして「Bron Yr Aur Stomp」と「The Song Remains The Same」の曲間から後者のイントロに少しかかっている37秒。最後が「Dazed And Confused」と「Stairway To Heaven」の曲間26秒程度である。それぞれ非常に短いながらカットではあるので同日別音源で補完されている。曲中カットは「The Song Remains The Same」のイントロのわずかのみで、その他は皆無である。このように、音質もさることながら、内容的にも完璧なものとなっている。
二度目の来日となる1972年10月4日大阪フェスティバルホール公演を、元となったカセットテープからノーイコラで完全収録。わずかながらカット部分は同日別音源で補完している。ナチュラルな音質かつ内容もベストな物であろう。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
OSAKA FESTIVAL HALL OSAKA JAPAN October 4, 1972
DISC ONE
01. ROCK AND ROLL
02. BLACK DOG
03. OVER THE HILLS AND FAR AWAY
04. MISTY MOUNTAIN HOP
05. SINCE I'VE BEEN LOVING YOU
06. DANCING DAYS
07. BRON-YR-AUR STOMP
08. THE SONG REMAINS THE SAME
09. THE RAIN SONG
DISC TWO
01. DAZED AND CONFUSED
02. STAIRWAY TO HEAVEN
03. WHOLE LOTTA LOVE
04. HEARTBREAKER
05. IMMIGRANT SONG
ツェッペリンはその活動期間中に2度来日公演を行なっている。初来日公演が1971年、その時既に翌年の来日公演の契約を済ませて帰国の途に就いている。その契約通り翌1972年10月に東京2日間、大阪2日間その他、名古屋、京都と、前年を上回る6公演が行なわれたのである。わずか1年の間にツェッペリンを取り巻く状況は大きく変化し、1972年の来日公演では、前年と大幅に異なるツェッペリンのステージが展開され、日本のファンは世界に先駆けて新たなツェッペリンの目撃者となったのである。この年の来日公演の日程は以下の通り。
10月2日 東京日本武道館
10月3日 東京日本武道館
10月4日 大阪フェスティバルホール
10月5日 名古屋市公会堂
10月9日 大阪フェスティバルホール
10月10日 京都体育館第一ホール
前回同様、武道館と大阪フェスティバルホールが選ばれたが、前回行なわれなかった名古屋と京都がスケジュールに加えられているのが注目に値する。余談になるが、この時ジョンポールジョーンズは京都で購入した琴が、後に彼のソロ「Zooma」で使用されている。セットリストは「Rock And Roll」で開幕するという新しいパターンで、これは1975年ツアーまで踏襲されることになる。2曲目は「Out On The Tiles」をイントロに付与した「Black Dog」である。また、1973年3月にリリースされる『聖なる館』のレコーディングはこの時点で既に終えており、リリース前でありながら数曲が早くもセットリストに加えられている。特にジミーがダブルネック・ギターを抱えて演奏する「The Song Reminds The Same」と「The Rain Song」の2曲はこの日本が初演となる。レコーディングは終えていたもののタイトルが未定だったようで、この日本公演中にロバートは日によって「次の曲は『キャンペーン』」などと紹介している。
ジョンポールジョーンズがステージでメロトロンを初めて使用したのも、この日本公演からで、「Stairway To Heaven」と「The Rain Song」において非常に印象深い美しい音色を奏でている。特にこれまでのツアーでも演奏されてきた「Stairway To Heaven」がメロトロンが加わる事により、より洗練されたアレンジになった事は特筆に値する。この大阪公演では演奏されなかったが、同ツアーの名古屋公演では「Thank You」でもメロトロンが大々的に使用されている。ツェッペリンがステージで初めて使用する楽器であり、ロバートは「The Rain Song」の後に「ミステリアス・メロトロン!」と紹介している。
本作は新たにカセットテープから起こした音源が元となって制作されている。ジェネレーションは不明だが、ダビングがほとんど経ていないと思われる高音質なもので、既発盤と比べ非常にナチュラルで美しい音質で収録されている。なるほど、この音質ならば改めて新タイトルとしてリリースするに相応しいと判断されたようだ。実際、本作はノーイコライジングで、元のカセットテープの音をそのまま活かす形で収録されている。元々大阪フェスティバルホールは音響に優れている事でも有名で、日本でも音響に厳しい山下達郎やさだまさしなどが好んで使用している会場でもある。この「神様が作ったホール」(さだまさし)で鳴り響く素晴らしい音質を、加工感が皆無の自然でありのままの音で収録しているのが本作の特徴である。
もちろんカセットテープの宿命であるピッチのズレはプラマイゼロにきっちり調整してある。冒頭から途中までは約1.5%、後半は約3%程度の狂いが生じていたことでもわかる通り、ピッチのズレは全体を通して一定ではない。それを細かく修正して全体をプラマイゼロになっている点もまた、本作のアドバンテージであろう。
また、元となるカセットテープの音源をメインとし、カット部分は同日別音源で補完することでコンサートを完全収録している。補完位置を述べる。まず「Dancing Days」と「Bron Yr Aur Stomp」の曲間約18秒。そして「Bron Yr Aur Stomp」と「The Song Remains The Same」の曲間から後者のイントロに少しかかっている37秒。最後が「Dazed And Confused」と「Stairway To Heaven」の曲間26秒程度である。それぞれ非常に短いながらカットではあるので同日別音源で補完されている。曲中カットは「The Song Remains The Same」のイントロのわずかのみで、その他は皆無である。このように、音質もさることながら、内容的にも完璧なものとなっている。
二度目の来日となる1972年10月4日大阪フェスティバルホール公演を、元となったカセットテープからノーイコラで完全収録。わずかながらカット部分は同日別音源で補完している。ナチュラルな音質かつ内容もベストな物であろう。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
OSAKA FESTIVAL HALL OSAKA JAPAN October 4, 1972
DISC ONE
01. ROCK AND ROLL
02. BLACK DOG
03. OVER THE HILLS AND FAR AWAY
04. MISTY MOUNTAIN HOP
05. SINCE I'VE BEEN LOVING YOU
06. DANCING DAYS
07. BRON-YR-AUR STOMP
08. THE SONG REMAINS THE SAME
09. THE RAIN SONG
DISC TWO
01. DAZED AND CONFUSED
02. STAIRWAY TO HEAVEN
03. WHOLE LOTTA LOVE
04. HEARTBREAKER
05. IMMIGRANT SONG