The Beatles-COMPLETE BBC TAPES Vol.2 【4CD+解説BOOK】 [mccd-637-640]
The Beatles-COMPLETE BBC TAPES Vol.2 【4CD+解説BOOK】
[mccd-637-640]
販売価格: 6,000円(税込)
在庫あり
商品詳細
■初登場&アップグレードで現在考え得る最高の内容
■各番組ごとに詳細な解説をした研究本が付属
■Vol1からVol.4まで全16ディスクに渡る、その第二弾
ビートルズはデビュー前の1961年3月からデビュー後の1965年6月までに延べ52回に渡ってトータルで300曲近いパフォーマンスを、 BBCのスタジオや観客を入れた劇場で生演奏で披露していた。 ビートルズにとってテレビやラジオへの出演はレコード・セールスへの重要なプロモーションの場であり、バンドのライブ活動同様に必要不可欠なものであったはずだ。 1960年代当時はラジオ局が1日の放送時間の中でレコード音源をオンエア出来る時間数が組合によって厳しく制限されていた。 それこそがBBCに於けるライブ演奏の量の多さの理由なのである。 熱心なファンやコレクター達がBBCライブ音源に特別な価値を見い出す理由は、その演奏曲目のユニークさにあるだろう。 実際にバンドが最も頻繁にBBCラジオに出演した1963年にはレコード化されなかったカバー曲が大量にBBCの番組で演奏されオンエアされている。 それらの演奏曲はバンドがデビュー前にハンブルグのスター・クラブや、リバプールのキャバーン・クラブで好んで演奏していたレパートリーであった。
これらの貴重な番組の音源は基本的に当時の本放送時一回きりのオンエアであり、バンドのBBCラジオ初登場から20周年を記念する1982年3月の「THE BEATLES AT THE BEEB」というBBC特番のオンエアまでほとんど顧みられなかった。 また不幸なことに当時のBBCではオンエアの済んだマスター・テープは予算の都合上、消去された上に他の番組に使い回しされたため、 後年BBC自らが音源の重要性に気付き局内のアーカイブを探索した時には、大部分の番組の保存状況は非常に悪く絶望的なまでにマテリアルは残されていなかった。
満を持してリリースされる本作、コンプリート・BBC・テープスではその収録内容において、より綿密な推敲や作業を施し、考え得る最大のアップグレード、 従来より長い収録タイムといった事項に重点を置き、 ライブ演奏が披露された当時のオリジナル放送を中心にオンエア順に出来る限り最良の状態で復元し収録しようと試みたものである。 使用ソースや音源の歴史、聴きどころや番組にまつわるエピソード等のポイントは本作付属のブックレットで詳細に解説している。 このブックレットは、これだけで1冊の研究本になるくらいの内容密度の濃いもので、これだけでも価値があるというものだ。 Vol.1からVol.4まで全16枚のディスクになる予定である。 数あるBBC音源の決定盤として是非コレクションに加えておいていただきたいと思う。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
DISC FIVE
Pop Go The Beatles #08, August 6, 1963
Rec : July 16, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer : Terry Henebery
Host: Rodney Burke
Guest Group: The Swinging Blues Jeans
01. Pop Go The Beatles - Intro Theme
02. I'm Gonna Sit Right Down And Cry (Over You)
03. Crying, Waiting, Hoping
04. Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey
05. To Know Her Is To Love Her
06. Too Late Now (The Swinging Blues Jeans)
07. The Honeymoon Song
08. Twist And Shout
09. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #09, August 13, 1963
Rec: July 16, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Terry Henebery
Host: Rodney Burke
Guest Group: The Hollies
10. Pop Go The Beatles - Intro Theme
11. Long Tall Sally
12. Please Please Me
13. She Loves You
14. You Really Got A Hold On Me
15. Searchin' (The Hollies)
16. I'll Get You
17. I Got A Woman
18. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #10, August 20, 1963
Rec: July 16, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Terry Henebery
Host: Rodney Burke
Guest Group: Russ Sainty & The Nu Notes
19. Pop Go The Beatles - Intro Theme
20. She Loves You (from PGTB #9, Aug. 13, 1963)
21. Words Of Love
22. My Whole World Is Falling Down (Russ Sainty & The Nu Notes)
23. Wipe Out (Russ Sainty & The Nu Notes)
24. Glad All Over
25. I Just Don't Understand
26. Unforgettable Love (Russ Sainty & The Nu Notes)
27. Walkin' Tall (Russ Sainty & The Nu Notes)
28. Devil In Her Heart
29. Da Doo Ron Ron (Russ Sainty & The Nu Notes)
30. Slow Down
31. Pop Go The Beatles - Outro Theme
※付属の解説本よりサンプル。
1963年8月20日放送のシリーズ第10回からは、20、21、28のAM音源が1972年の「OUTTAKES 2」(TMOQ)に、24、25、30のAM音源が1971年の「YELLOW MATTER CUSTARD」(TMOQ)に収録され市場に初登場。この回はイエロー・ドッグのFM音源テーパーによる音源が存在せず、別のテーパーによるAM音源エアチェックのテープが1987年のLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」に収録された。分類上「AM音源」と呼んではいるが、この「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」に収録されているシリーズ第10回を収めたテープは、高音域もなかなか良く捉えていてFM放送をオフ・スピーカー経由で録音したような不思議なニュアンスの音質である。曲間のMCはこの盤が初登場であった。20と21を除いたビートルズの4曲は、1994年の「LIVE AT THE BBC」と1995年の「BABY IT'S YOU」のシングルでマーガレット・アッシュワース音源よりリリースされた。2003年のイエロー・ドッグ・ボックスでは24、25、30は「LIVE AT THE BBC」、28はシングル「BABY IT'S YOU」の収録テイク、20は第9回のFM音源に差し替えられ、ゲストの22、23、26、27、29の5曲のAM音源を追加してリリースされた。2013年には21が「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」でようやくマーガレット・アッシュワース音源よりリリースされた。本作ではビートルズの5曲はマーガレット・アッシュワース音源の2013年リマスター、20はFM音源、ゲスト出演部分と全MCをイエロー・ドッグ版のテープ・ソースで収録。20の前のオープニングMCと30の後のエンディングのMCの一部が欠落しているのみで、ほぼ番組全体を全長版に近い状態で収録することに成功している。番組3回分の演奏は、何とかこの7月16日中に録リ終えることが出来たが、MC部分まではさすがに時間が足りなかったようで、この回では司会者のMCのみでビートルズのトーク部分が一つもない。「She Loves You」はシリーズ第9回からのリピート放送。24と25は「ブッシュハウス・テープ」バージョンも存在する。この音源からの「Glad All Over」は、1989年発売の「FROM US TO YOU」(The Swingin' Pig)に収録されている。22の「My Whole World Is Falling Down」はブレンダ・リーの1963年のヒット曲のカバー。1964年1月のビートルズのフランス公演の際には、共演したシルビー・バルタンもこの曲をステージで披露していた。
DISC SIX
Saturday Club #5, August 24, 1963
Rec: July 30, 1963 Playhouse Theatre, London
Producers: Jimmy Grant, Bernie Andrews
Host: Brian Matthew
01. Long Tall Sally
02. She Loves You
03. Glad All Over
04. Twist And Shout
05. You Really Got A Hold On Me
06. I'll Get You
Pop Go The Beatles #11, August 27, 1963
Rec: August 1, 1963 Playhouse Theatre, Manchester
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Cyril Davies Rhythm & Blues All Stars with Long John Baldry
07. Pop Go The Beatles - Intro Theme
08. Ooh! My Soul
09. Don't Ever Change
10. Country Line Special (Cyril Davies Rhythm & Blues All Stars)
11. My Babe (Long John Baldry)
12. Twist And Shout
13. She Loves You (from PGTB #9, Aug. 13, 1963)
14. Anna (Go To Him)
15. A Shot Of Rhythm And Blues
16. Pop Go The Beatles - Outro Theme
※付属の解説本よりサンプル。
ポップ・ゴー・ザ・ビートルズの第11回と12回は通常のロンドンのBBCのスタジオを離れ、国内ツアー中のビートルズのスケジュールに合わせてマンチェスターで収録された。1963年8月27日放送の「Pop Go The Beatles」の第11回からは、1971年の「YELLOW MATTER CUSTARD」(TMOQ)で9、15が、1972年の「OUTTAKES 2」(TMOQ)で14が、1982年の「BEAUTIFUL DREAMER」で8がそれぞれAM音源より初登場した。この回もイエロー・ドッグ音源のテーパーによるFMソースが無く、1987年にLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」には「Pop Go The Beatles」 第10回のイエロー・ドッグのAM音源と同じテーパーによる音源から8、9、12の3曲が収録された。1982年3月の特番「THE BEATLES AT THE BEEB」では音質向上した「ブッシュハウス・テープ」から9、15がオンエア。(但し9のイントロは欠落)1994年には「LIVE AT THE BBC」で8、9、15が完璧な音質でマーガレット・アッシュワース音源より登場。2003年のイエロー・ドッグBBCボックスでは8、9、15を1994年の「LIVE AT THE BBC」からコピー、12とゲストの10、11の2曲、そして13の前のMCを、LP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」で使用していたテープ・ソースより未発表部分も含め初CD化、14の前のMCは初登場の別AM音源より収録。14の曲本体は「OUTTAKES 2」(TMOQ)のテープ・ソースよりCD化した。14は「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」で2013年にMC部分をシリーズ第4回のものに差し替えるという不可解な編集で、マーガレット・アッシュワース音源より高音質でリリースされた。本作では8、9、14、15の4曲をマーガレット・アッシュワース音源のリマスター版で、10、11をイエロー・ドッグAM音源より、12をイエロー・ドッグAM音源をファン有志が公開したアップグレード版より、13はシリーズ第9回のFMソースよりそれぞれコンパイルして、これまでで最長のベスト音質で収録している。当回のマーガレット・アッシュワース音源は実際の演奏よりもおよそ1%ほどスピードが速い状態なので、ここではそれを修正して番組全体をより正確なテープ・スピードで統一して収録することに徹頭徹尾した。この回の「She Loves You」は長年「ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ演奏曲の中で聴くことの出来ない4曲」(第1回の「From Me To You」、第11回の「She Loves You」、第12回の「I'll Get You」、第13回の「Till There Was You」)としてコアなマニア間で神聖視されていたバージョンである。第12回の「I'll Get You」と第13回の「Till There Was You」は、その後発掘され現在は聞くことが出来るようになっている。この「She Loves You」はイエロー・ドッグAM音源で、ジョンとポールのMCの後の曲の開始後すぐフェードアウトしてしまうテイクがシリーズ第9回のテイクと同一なので、この回でも第9回のバージョンがリピート放送されたという判断で、このバージョンを該当箇所に収録した。8の前のオープニングMC、15の後のエンディングMC、13と14の間に放送されたであろうゲストの2曲は残念ながら未発掘である。「Ooh! My Soul」では現存のマスター・テープに痛みの激しい箇所があり、「LIVE AT THE BBC」では1分02〜05秒の4秒間を0分32秒の「Ooh! My Soul, Wah!」の箇所でダメージ部分を差し替えているが、本作では同アルバムのプリプロ版でオリジナルのままだったバージョンを利用して、編集なしのオリジナル・バージョンに戻している。「LIVE AT THE BBC」と聞き比べると該当箇所のポールの「Wah!」のシャウトの位置が違うのが分かる。また「LIVE AT THE BBC」では強調し過ぎだった高音域もやや抑えてある。今回この箇所のテープの痛みは波形処理で目立たなくする方法を採っている。「LIVE AT THE BBC」の1994年版オリジナルと2013年リマスターでは後者で曲のエンディングが最後まで聞けるようになり、各曲間のクロスフェードの編集は全て廃止されたのだが、全曲をオリジナル・テープから再度リマスタリングした訳ではなく、この「Ooh! My Soul」や「Keep Your Hands Off My Baby」、「Honey Don't」等のEQやドロップアウトのレストアに手間のかかっている楽曲には、1994年のピーター・ミュー版の音声を流用し、エンディングのみオリジナル・テープから継ぎ足して元々のエンディングの長さに戻している。これらのトラックを波形で確認すると継ぎ足したエンディングのみ波形の形状が異なり、音質にも大きな落差があるのが確認出来る。1994年の「LIVE AT THE BBC」はイギリスでのファースト・アルバムとセカンド・アルバムに近い音造りを模索し、一発録りで楽器の各パートの線が細くなりがちなBBCのオリジナル・テープの音質に、ある意味過剰とも感じられるイコライジング加工/ノイズ除去を施していたのに対し、2013年の「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」は「出来るだけ加工感を排除する」方向で制作されたため、マスターの保存状態によっては1994年版と同様の加工を必要とするよう楽曲は、ヒスは目立たないが、かなり高域がコモリ気味な印象を与えていた。(特にポップ・ゴー・ザ・ビートルズの第11回〜15回の収録テイクにこの傾向がみられる。また「LIVE AT THE BBC」の2013年リマスター版では、ある程度は1994年版のイコライジング方針が守られた。)これは2013年8月にピーター・ミューが自らのキャリアを勇退しEMIを退社しており、恐らく「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」とリマスター版「LIVE AT THE BBC」制作当時のEMIには、1994年のピーター・ミュー版と同等の高レベルのレストアを行えるスタッフが社内にはいなかったというのが実情だろう。
Pop Go The Beatles #12, September 3, 1963
Rec: August 1, 1963 Playhouse Theatre, Manchester
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Brian Poole & The Tremeloes
17. Pop Go The Beatles - Intro Theme
18. From Me To You
19. I'll Get You
20. Twist And Shout (Brian Poole & The Tremeloes)
21. Money (That's What I Want)
22. There's A Place (from PGTB #5, Jul. 16, 1963)
23. Do You Love Me (Brian Poole & The Tremeloes)
24. Honey Don't
25. I Can Tell (Brian Poole & The Tremeloes)
26. Roll Over Beethoven
27. Pop Go The Beatles - Outro Theme
DISC SEVEN
Pop Go The Beatles #13, September 10, 1963
Rec: September 3, 1963 Studio 2, Aeolian Hall, London
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Johnny Kid & The Pirates
01. Pop Go The Beatles - Intro Theme
02. Too Much Monkey Business
03. Till There Was You
04. Love Me Do
05. She Loves You
06. A Shot Of Rhythm And Blues (Johnny Kid & The Pirates)
07. Dr. Feelgood (Johnny Kid & The Pirates)
08. I'll Get You
09. A Taste Of Honey (taped for #14)
10. I Can Tell (Johnny Kid & The Pirates)
11. The Hippy Hippy Shake
12. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #14, September 17, 1963
Rec: September 3, 1963 Studio 2, Aeolian Hall, London
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: The Marauders
13. Playtime - Pop Go The Beatles - Intro Theme
14. Chains
15. You Really Got A Hold On Me
16. That's What I Want (The Marauders)
17. Summertime (The Marauders)
18. Misery
19. Lucille
20. Bad To Me (The Marauders)
21. Always On My Mind (The Marauders)
22. From Me To You
23. Night Train To Memphis (The Marauders)
24. Boys
25. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #15, September 24, 1963
Rec: September 3, 1963 Studio 2, Aeolian Hall, London
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Tony Rivers & The Castaways
26. Pop Go The Beatles - Intro Theme
27. She Loves You (from PGTB #13, Sep. 3, 1963)
28. Ask Me Why
29. Abilene (Tony Rivers & The Castaways)
30. Devil In Her Heart
31. I Saw Her Standing There
32. Sure To Fall (In Love With You)
33. Twist And Shout
34. Pop Go The Beatles - Outro Theme
DISC EIGHT
Saturday Club #6, October 5, 1963
Rec: September 7, 1964 Playhouse Theatre, London
Producers: Jimmy Grant, Bernie Andrews
Host: Brian Matthew
01. Saturday Club Theme
02. I Saw Her Standing There
03. Memphis, Tennessee
04. Happy Birthday Saturday Club
05. Brian Matthew Intro
06. I'll Get You
07. She Loves You
08. Lucille
09. Saturday Club Outro
Easy Beat #4, October 20, 1963
Rec: October 16, 1963 Playhouse Theatre, London
Producer: Ron Belchier
Host: Brian Matthew
Recorded in front of a live audience
10. I Saw Her Standing There
11. Love Me Do
12. Please Please Me
13. From Me To You
14. She Loves You
The Ken Dodd Show, November 3, 1963
Rec: October 9, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Bill Worsley
Host: Ken Dodd
Recorded in front of a live audience
15. She Loves You (introduced by Judith Chalmers)
Saturday Club #7, December 21, 1963
Rec: December 17, 1964 Playhouse Theatre, London
Producers: Jimmy Grant, Bernie Andrews
Host: Brian Matthew
16. All My Loving (from LP)
17. This Boy
18. All I Want For Christmas Is A Bottle
19. I Want To Hold Your Hand
20. Till There Was You
21. Roll Over Beethoven
22. She Loves You (from Saturday Club #6, Oct. 5, 1963)
23. Chrimble Medley (Shazam!)
From Us To You #1, December 26, 1963
Rec: December 18, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Bryant Marriott
Host: Rolf Harris
24. From Us To You - Intro Theme
25. She Loves You
26. All My Loving
27. Roll Over Beethoven
28. Till There Was You
29. Boys
30. Money (That's What I Want)
31. I Saw Her Standing There
32. Tie Me Kangaroo Down, Sport
33. I Want To Hold Your Hand
34. From Us To You - Outro Theme
※付属の解説本よりサンプル。
1963年12月26日放送の英国の公休日バンク・ホリディのビートルズ特番の第1回目出演。「From Me To You」の「Me」を「Us」に変えたスペシャル・バージョンが番組のタイトルとテーマ曲となった。多くの資料で言われていることと反するが、この後3回続く同番組中、番組のテーマ曲「From Us To You」だけはこの第1回分収録時のものが繰り返し使用されたとするものが多いが、実際は4回ともその都度新しく収録した別テイクのテーマ曲を使用しているので、全ての回のテーマ曲「From Me To You」は回ごとに収録テイクが異なっている。この番組の音源は、まず33が1984年には「DIRECTLY FROM SANTA CLAUS, RARE UNRELEASED BEATLES TRACK」でAM音源より初登場。1988年にLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.8」でFM音源より全曲がリリースされた。(29はフェードアウトしてしまうが。) 「Tie Me Kangaroo Down, Sport」は本番組の司会者で、オーストラリア人の歌手/コメディアンであるロルフ・ハリスのヒット曲の歌詞をビートルズのメンバーに置き換えて、当番組収録時のスタジオで両者が一緒に歌って演奏したもの。2009年のバンク・ホリディ・スペシャルではイエロー・ドッグ版よりも音質の優れた24、30、32、33が再放送され話題となった。2013年の「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」には、そのニュー・ソースから30と33が収録された。「BOOTLEG RECORDINGS 1963」には、25、27の新ソースの高音質版と、26、28のイエロー・ドッグ音源が収録され、こちらも話題を呼んだ。「I Want To Hold Your Hand」の音質の良い再放送版にはいくつかのバリアントがあり、2009年のバンク・ホディ・スペシャルでのオンエア版(32と33はそれ以前の1996年にもオンエアされている。)は、1回目のBメロの「Inside〜」が2番目のBメロから持ってきたハモっている方の部分、2番目のBメロは前述の1番目の編集済みのBメロのリピートという形になっている。これが2013年の「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」になると、1回目のBメロは「Inside〜」の差し替えがない正常な状態で、2回目のサビもハモリの無い1回目のBメロのリピートという特番とは異なった編集となっている。ここに収録したバージョンは正規リリースと同じマスターからのものだが、Bメロ1回目はハモリ無し、Bメロ2回目は全部ハモリ有りで編集なしのオリジナルの状態で収録されていて、しかも音質が良いという大変貴重なバージョンである。この「I Want To Hold Your Hand」には、やはりAメロにハンド・クラッピングがオーバーダブされている。イエロー・ドッグ・ボックスの構成は、24〜31と34がLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.8」のテープ・マスターから収録し、32、33は1996年の再放送版に差し替えている。本作では24、25、27、30、32、33を新ソース、残りをイエロー・ドッグ音源とでコンパイル収録している。LP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.8」では切れていなかった24のイントロは、イエロー・ドッグ・ボックスでは何故か頭の1フレーズが丸々欠落している。音質の良い24にも頭切れがあるため、本作ではスムーズに聴けるよう許容範囲での修復を施した。正規リリースされた「Money」の音質の良いバージョンにも頭切れがあったようで、イントロのジョージのギターはイエロー・ドッグ音源から補填し、リンゴのスネアの「タカタカタ」のフィルインから本編ソースに切り替わるのだが、非常に綺麗に繋がっている。番組テーマの24と34では収録テイクが異なっている。司会のロルフ・ハリスは「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」発売前の2013年3月に強制わいせつ罪で逮捕されており、ひょっとすると同アルバムに当番組での「Tie Me Kangaroo Down, Sport」も収録予定であったのかも知れないが、この件によりアルバムへの収録が急遽取り止めになった可能性もある。
■各番組ごとに詳細な解説をした研究本が付属
■Vol1からVol.4まで全16ディスクに渡る、その第二弾
ビートルズはデビュー前の1961年3月からデビュー後の1965年6月までに延べ52回に渡ってトータルで300曲近いパフォーマンスを、 BBCのスタジオや観客を入れた劇場で生演奏で披露していた。 ビートルズにとってテレビやラジオへの出演はレコード・セールスへの重要なプロモーションの場であり、バンドのライブ活動同様に必要不可欠なものであったはずだ。 1960年代当時はラジオ局が1日の放送時間の中でレコード音源をオンエア出来る時間数が組合によって厳しく制限されていた。 それこそがBBCに於けるライブ演奏の量の多さの理由なのである。 熱心なファンやコレクター達がBBCライブ音源に特別な価値を見い出す理由は、その演奏曲目のユニークさにあるだろう。 実際にバンドが最も頻繁にBBCラジオに出演した1963年にはレコード化されなかったカバー曲が大量にBBCの番組で演奏されオンエアされている。 それらの演奏曲はバンドがデビュー前にハンブルグのスター・クラブや、リバプールのキャバーン・クラブで好んで演奏していたレパートリーであった。
これらの貴重な番組の音源は基本的に当時の本放送時一回きりのオンエアであり、バンドのBBCラジオ初登場から20周年を記念する1982年3月の「THE BEATLES AT THE BEEB」というBBC特番のオンエアまでほとんど顧みられなかった。 また不幸なことに当時のBBCではオンエアの済んだマスター・テープは予算の都合上、消去された上に他の番組に使い回しされたため、 後年BBC自らが音源の重要性に気付き局内のアーカイブを探索した時には、大部分の番組の保存状況は非常に悪く絶望的なまでにマテリアルは残されていなかった。
満を持してリリースされる本作、コンプリート・BBC・テープスではその収録内容において、より綿密な推敲や作業を施し、考え得る最大のアップグレード、 従来より長い収録タイムといった事項に重点を置き、 ライブ演奏が披露された当時のオリジナル放送を中心にオンエア順に出来る限り最良の状態で復元し収録しようと試みたものである。 使用ソースや音源の歴史、聴きどころや番組にまつわるエピソード等のポイントは本作付属のブックレットで詳細に解説している。 このブックレットは、これだけで1冊の研究本になるくらいの内容密度の濃いもので、これだけでも価値があるというものだ。 Vol.1からVol.4まで全16枚のディスクになる予定である。 数あるBBC音源の決定盤として是非コレクションに加えておいていただきたいと思う。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
DISC FIVE
Pop Go The Beatles #08, August 6, 1963
Rec : July 16, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer : Terry Henebery
Host: Rodney Burke
Guest Group: The Swinging Blues Jeans
01. Pop Go The Beatles - Intro Theme
02. I'm Gonna Sit Right Down And Cry (Over You)
03. Crying, Waiting, Hoping
04. Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey
05. To Know Her Is To Love Her
06. Too Late Now (The Swinging Blues Jeans)
07. The Honeymoon Song
08. Twist And Shout
09. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #09, August 13, 1963
Rec: July 16, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Terry Henebery
Host: Rodney Burke
Guest Group: The Hollies
10. Pop Go The Beatles - Intro Theme
11. Long Tall Sally
12. Please Please Me
13. She Loves You
14. You Really Got A Hold On Me
15. Searchin' (The Hollies)
16. I'll Get You
17. I Got A Woman
18. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #10, August 20, 1963
Rec: July 16, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Terry Henebery
Host: Rodney Burke
Guest Group: Russ Sainty & The Nu Notes
19. Pop Go The Beatles - Intro Theme
20. She Loves You (from PGTB #9, Aug. 13, 1963)
21. Words Of Love
22. My Whole World Is Falling Down (Russ Sainty & The Nu Notes)
23. Wipe Out (Russ Sainty & The Nu Notes)
24. Glad All Over
25. I Just Don't Understand
26. Unforgettable Love (Russ Sainty & The Nu Notes)
27. Walkin' Tall (Russ Sainty & The Nu Notes)
28. Devil In Her Heart
29. Da Doo Ron Ron (Russ Sainty & The Nu Notes)
30. Slow Down
31. Pop Go The Beatles - Outro Theme
※付属の解説本よりサンプル。
1963年8月20日放送のシリーズ第10回からは、20、21、28のAM音源が1972年の「OUTTAKES 2」(TMOQ)に、24、25、30のAM音源が1971年の「YELLOW MATTER CUSTARD」(TMOQ)に収録され市場に初登場。この回はイエロー・ドッグのFM音源テーパーによる音源が存在せず、別のテーパーによるAM音源エアチェックのテープが1987年のLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」に収録された。分類上「AM音源」と呼んではいるが、この「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」に収録されているシリーズ第10回を収めたテープは、高音域もなかなか良く捉えていてFM放送をオフ・スピーカー経由で録音したような不思議なニュアンスの音質である。曲間のMCはこの盤が初登場であった。20と21を除いたビートルズの4曲は、1994年の「LIVE AT THE BBC」と1995年の「BABY IT'S YOU」のシングルでマーガレット・アッシュワース音源よりリリースされた。2003年のイエロー・ドッグ・ボックスでは24、25、30は「LIVE AT THE BBC」、28はシングル「BABY IT'S YOU」の収録テイク、20は第9回のFM音源に差し替えられ、ゲストの22、23、26、27、29の5曲のAM音源を追加してリリースされた。2013年には21が「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」でようやくマーガレット・アッシュワース音源よりリリースされた。本作ではビートルズの5曲はマーガレット・アッシュワース音源の2013年リマスター、20はFM音源、ゲスト出演部分と全MCをイエロー・ドッグ版のテープ・ソースで収録。20の前のオープニングMCと30の後のエンディングのMCの一部が欠落しているのみで、ほぼ番組全体を全長版に近い状態で収録することに成功している。番組3回分の演奏は、何とかこの7月16日中に録リ終えることが出来たが、MC部分まではさすがに時間が足りなかったようで、この回では司会者のMCのみでビートルズのトーク部分が一つもない。「She Loves You」はシリーズ第9回からのリピート放送。24と25は「ブッシュハウス・テープ」バージョンも存在する。この音源からの「Glad All Over」は、1989年発売の「FROM US TO YOU」(The Swingin' Pig)に収録されている。22の「My Whole World Is Falling Down」はブレンダ・リーの1963年のヒット曲のカバー。1964年1月のビートルズのフランス公演の際には、共演したシルビー・バルタンもこの曲をステージで披露していた。
DISC SIX
Saturday Club #5, August 24, 1963
Rec: July 30, 1963 Playhouse Theatre, London
Producers: Jimmy Grant, Bernie Andrews
Host: Brian Matthew
01. Long Tall Sally
02. She Loves You
03. Glad All Over
04. Twist And Shout
05. You Really Got A Hold On Me
06. I'll Get You
Pop Go The Beatles #11, August 27, 1963
Rec: August 1, 1963 Playhouse Theatre, Manchester
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Cyril Davies Rhythm & Blues All Stars with Long John Baldry
07. Pop Go The Beatles - Intro Theme
08. Ooh! My Soul
09. Don't Ever Change
10. Country Line Special (Cyril Davies Rhythm & Blues All Stars)
11. My Babe (Long John Baldry)
12. Twist And Shout
13. She Loves You (from PGTB #9, Aug. 13, 1963)
14. Anna (Go To Him)
15. A Shot Of Rhythm And Blues
16. Pop Go The Beatles - Outro Theme
※付属の解説本よりサンプル。
ポップ・ゴー・ザ・ビートルズの第11回と12回は通常のロンドンのBBCのスタジオを離れ、国内ツアー中のビートルズのスケジュールに合わせてマンチェスターで収録された。1963年8月27日放送の「Pop Go The Beatles」の第11回からは、1971年の「YELLOW MATTER CUSTARD」(TMOQ)で9、15が、1972年の「OUTTAKES 2」(TMOQ)で14が、1982年の「BEAUTIFUL DREAMER」で8がそれぞれAM音源より初登場した。この回もイエロー・ドッグ音源のテーパーによるFMソースが無く、1987年にLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」には「Pop Go The Beatles」 第10回のイエロー・ドッグのAM音源と同じテーパーによる音源から8、9、12の3曲が収録された。1982年3月の特番「THE BEATLES AT THE BEEB」では音質向上した「ブッシュハウス・テープ」から9、15がオンエア。(但し9のイントロは欠落)1994年には「LIVE AT THE BBC」で8、9、15が完璧な音質でマーガレット・アッシュワース音源より登場。2003年のイエロー・ドッグBBCボックスでは8、9、15を1994年の「LIVE AT THE BBC」からコピー、12とゲストの10、11の2曲、そして13の前のMCを、LP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.5」で使用していたテープ・ソースより未発表部分も含め初CD化、14の前のMCは初登場の別AM音源より収録。14の曲本体は「OUTTAKES 2」(TMOQ)のテープ・ソースよりCD化した。14は「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」で2013年にMC部分をシリーズ第4回のものに差し替えるという不可解な編集で、マーガレット・アッシュワース音源より高音質でリリースされた。本作では8、9、14、15の4曲をマーガレット・アッシュワース音源のリマスター版で、10、11をイエロー・ドッグAM音源より、12をイエロー・ドッグAM音源をファン有志が公開したアップグレード版より、13はシリーズ第9回のFMソースよりそれぞれコンパイルして、これまでで最長のベスト音質で収録している。当回のマーガレット・アッシュワース音源は実際の演奏よりもおよそ1%ほどスピードが速い状態なので、ここではそれを修正して番組全体をより正確なテープ・スピードで統一して収録することに徹頭徹尾した。この回の「She Loves You」は長年「ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ演奏曲の中で聴くことの出来ない4曲」(第1回の「From Me To You」、第11回の「She Loves You」、第12回の「I'll Get You」、第13回の「Till There Was You」)としてコアなマニア間で神聖視されていたバージョンである。第12回の「I'll Get You」と第13回の「Till There Was You」は、その後発掘され現在は聞くことが出来るようになっている。この「She Loves You」はイエロー・ドッグAM音源で、ジョンとポールのMCの後の曲の開始後すぐフェードアウトしてしまうテイクがシリーズ第9回のテイクと同一なので、この回でも第9回のバージョンがリピート放送されたという判断で、このバージョンを該当箇所に収録した。8の前のオープニングMC、15の後のエンディングMC、13と14の間に放送されたであろうゲストの2曲は残念ながら未発掘である。「Ooh! My Soul」では現存のマスター・テープに痛みの激しい箇所があり、「LIVE AT THE BBC」では1分02〜05秒の4秒間を0分32秒の「Ooh! My Soul, Wah!」の箇所でダメージ部分を差し替えているが、本作では同アルバムのプリプロ版でオリジナルのままだったバージョンを利用して、編集なしのオリジナル・バージョンに戻している。「LIVE AT THE BBC」と聞き比べると該当箇所のポールの「Wah!」のシャウトの位置が違うのが分かる。また「LIVE AT THE BBC」では強調し過ぎだった高音域もやや抑えてある。今回この箇所のテープの痛みは波形処理で目立たなくする方法を採っている。「LIVE AT THE BBC」の1994年版オリジナルと2013年リマスターでは後者で曲のエンディングが最後まで聞けるようになり、各曲間のクロスフェードの編集は全て廃止されたのだが、全曲をオリジナル・テープから再度リマスタリングした訳ではなく、この「Ooh! My Soul」や「Keep Your Hands Off My Baby」、「Honey Don't」等のEQやドロップアウトのレストアに手間のかかっている楽曲には、1994年のピーター・ミュー版の音声を流用し、エンディングのみオリジナル・テープから継ぎ足して元々のエンディングの長さに戻している。これらのトラックを波形で確認すると継ぎ足したエンディングのみ波形の形状が異なり、音質にも大きな落差があるのが確認出来る。1994年の「LIVE AT THE BBC」はイギリスでのファースト・アルバムとセカンド・アルバムに近い音造りを模索し、一発録りで楽器の各パートの線が細くなりがちなBBCのオリジナル・テープの音質に、ある意味過剰とも感じられるイコライジング加工/ノイズ除去を施していたのに対し、2013年の「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」は「出来るだけ加工感を排除する」方向で制作されたため、マスターの保存状態によっては1994年版と同様の加工を必要とするよう楽曲は、ヒスは目立たないが、かなり高域がコモリ気味な印象を与えていた。(特にポップ・ゴー・ザ・ビートルズの第11回〜15回の収録テイクにこの傾向がみられる。また「LIVE AT THE BBC」の2013年リマスター版では、ある程度は1994年版のイコライジング方針が守られた。)これは2013年8月にピーター・ミューが自らのキャリアを勇退しEMIを退社しており、恐らく「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」とリマスター版「LIVE AT THE BBC」制作当時のEMIには、1994年のピーター・ミュー版と同等の高レベルのレストアを行えるスタッフが社内にはいなかったというのが実情だろう。
Pop Go The Beatles #12, September 3, 1963
Rec: August 1, 1963 Playhouse Theatre, Manchester
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Brian Poole & The Tremeloes
17. Pop Go The Beatles - Intro Theme
18. From Me To You
19. I'll Get You
20. Twist And Shout (Brian Poole & The Tremeloes)
21. Money (That's What I Want)
22. There's A Place (from PGTB #5, Jul. 16, 1963)
23. Do You Love Me (Brian Poole & The Tremeloes)
24. Honey Don't
25. I Can Tell (Brian Poole & The Tremeloes)
26. Roll Over Beethoven
27. Pop Go The Beatles - Outro Theme
DISC SEVEN
Pop Go The Beatles #13, September 10, 1963
Rec: September 3, 1963 Studio 2, Aeolian Hall, London
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Johnny Kid & The Pirates
01. Pop Go The Beatles - Intro Theme
02. Too Much Monkey Business
03. Till There Was You
04. Love Me Do
05. She Loves You
06. A Shot Of Rhythm And Blues (Johnny Kid & The Pirates)
07. Dr. Feelgood (Johnny Kid & The Pirates)
08. I'll Get You
09. A Taste Of Honey (taped for #14)
10. I Can Tell (Johnny Kid & The Pirates)
11. The Hippy Hippy Shake
12. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #14, September 17, 1963
Rec: September 3, 1963 Studio 2, Aeolian Hall, London
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: The Marauders
13. Playtime - Pop Go The Beatles - Intro Theme
14. Chains
15. You Really Got A Hold On Me
16. That's What I Want (The Marauders)
17. Summertime (The Marauders)
18. Misery
19. Lucille
20. Bad To Me (The Marauders)
21. Always On My Mind (The Marauders)
22. From Me To You
23. Night Train To Memphis (The Marauders)
24. Boys
25. Pop Go The Beatles - Outro Theme
Pop Go The Beatles #15, September 24, 1963
Rec: September 3, 1963 Studio 2, Aeolian Hall, London
Producer: Ian Grant
Host: Rodney Burke
Guest Group: Tony Rivers & The Castaways
26. Pop Go The Beatles - Intro Theme
27. She Loves You (from PGTB #13, Sep. 3, 1963)
28. Ask Me Why
29. Abilene (Tony Rivers & The Castaways)
30. Devil In Her Heart
31. I Saw Her Standing There
32. Sure To Fall (In Love With You)
33. Twist And Shout
34. Pop Go The Beatles - Outro Theme
DISC EIGHT
Saturday Club #6, October 5, 1963
Rec: September 7, 1964 Playhouse Theatre, London
Producers: Jimmy Grant, Bernie Andrews
Host: Brian Matthew
01. Saturday Club Theme
02. I Saw Her Standing There
03. Memphis, Tennessee
04. Happy Birthday Saturday Club
05. Brian Matthew Intro
06. I'll Get You
07. She Loves You
08. Lucille
09. Saturday Club Outro
Easy Beat #4, October 20, 1963
Rec: October 16, 1963 Playhouse Theatre, London
Producer: Ron Belchier
Host: Brian Matthew
Recorded in front of a live audience
10. I Saw Her Standing There
11. Love Me Do
12. Please Please Me
13. From Me To You
14. She Loves You
The Ken Dodd Show, November 3, 1963
Rec: October 9, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Bill Worsley
Host: Ken Dodd
Recorded in front of a live audience
15. She Loves You (introduced by Judith Chalmers)
Saturday Club #7, December 21, 1963
Rec: December 17, 1964 Playhouse Theatre, London
Producers: Jimmy Grant, Bernie Andrews
Host: Brian Matthew
16. All My Loving (from LP)
17. This Boy
18. All I Want For Christmas Is A Bottle
19. I Want To Hold Your Hand
20. Till There Was You
21. Roll Over Beethoven
22. She Loves You (from Saturday Club #6, Oct. 5, 1963)
23. Chrimble Medley (Shazam!)
From Us To You #1, December 26, 1963
Rec: December 18, 1963 BBC Paris Studio, London
Producer: Bryant Marriott
Host: Rolf Harris
24. From Us To You - Intro Theme
25. She Loves You
26. All My Loving
27. Roll Over Beethoven
28. Till There Was You
29. Boys
30. Money (That's What I Want)
31. I Saw Her Standing There
32. Tie Me Kangaroo Down, Sport
33. I Want To Hold Your Hand
34. From Us To You - Outro Theme
※付属の解説本よりサンプル。
1963年12月26日放送の英国の公休日バンク・ホリディのビートルズ特番の第1回目出演。「From Me To You」の「Me」を「Us」に変えたスペシャル・バージョンが番組のタイトルとテーマ曲となった。多くの資料で言われていることと反するが、この後3回続く同番組中、番組のテーマ曲「From Us To You」だけはこの第1回分収録時のものが繰り返し使用されたとするものが多いが、実際は4回ともその都度新しく収録した別テイクのテーマ曲を使用しているので、全ての回のテーマ曲「From Me To You」は回ごとに収録テイクが異なっている。この番組の音源は、まず33が1984年には「DIRECTLY FROM SANTA CLAUS, RARE UNRELEASED BEATLES TRACK」でAM音源より初登場。1988年にLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.8」でFM音源より全曲がリリースされた。(29はフェードアウトしてしまうが。) 「Tie Me Kangaroo Down, Sport」は本番組の司会者で、オーストラリア人の歌手/コメディアンであるロルフ・ハリスのヒット曲の歌詞をビートルズのメンバーに置き換えて、当番組収録時のスタジオで両者が一緒に歌って演奏したもの。2009年のバンク・ホリディ・スペシャルではイエロー・ドッグ版よりも音質の優れた24、30、32、33が再放送され話題となった。2013年の「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」には、そのニュー・ソースから30と33が収録された。「BOOTLEG RECORDINGS 1963」には、25、27の新ソースの高音質版と、26、28のイエロー・ドッグ音源が収録され、こちらも話題を呼んだ。「I Want To Hold Your Hand」の音質の良い再放送版にはいくつかのバリアントがあり、2009年のバンク・ホディ・スペシャルでのオンエア版(32と33はそれ以前の1996年にもオンエアされている。)は、1回目のBメロの「Inside〜」が2番目のBメロから持ってきたハモっている方の部分、2番目のBメロは前述の1番目の編集済みのBメロのリピートという形になっている。これが2013年の「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」になると、1回目のBメロは「Inside〜」の差し替えがない正常な状態で、2回目のサビもハモリの無い1回目のBメロのリピートという特番とは異なった編集となっている。ここに収録したバージョンは正規リリースと同じマスターからのものだが、Bメロ1回目はハモリ無し、Bメロ2回目は全部ハモリ有りで編集なしのオリジナルの状態で収録されていて、しかも音質が良いという大変貴重なバージョンである。この「I Want To Hold Your Hand」には、やはりAメロにハンド・クラッピングがオーバーダブされている。イエロー・ドッグ・ボックスの構成は、24〜31と34がLP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.8」のテープ・マスターから収録し、32、33は1996年の再放送版に差し替えている。本作では24、25、27、30、32、33を新ソース、残りをイエロー・ドッグ音源とでコンパイル収録している。LP「THE BEATLES AT THE BEEB VOL.8」では切れていなかった24のイントロは、イエロー・ドッグ・ボックスでは何故か頭の1フレーズが丸々欠落している。音質の良い24にも頭切れがあるため、本作ではスムーズに聴けるよう許容範囲での修復を施した。正規リリースされた「Money」の音質の良いバージョンにも頭切れがあったようで、イントロのジョージのギターはイエロー・ドッグ音源から補填し、リンゴのスネアの「タカタカタ」のフィルインから本編ソースに切り替わるのだが、非常に綺麗に繋がっている。番組テーマの24と34では収録テイクが異なっている。司会のロルフ・ハリスは「ON AIR - LIVE AT THE BBC VOL.2」発売前の2013年3月に強制わいせつ罪で逮捕されており、ひょっとすると同アルバムに当番組での「Tie Me Kangaroo Down, Sport」も収録予定であったのかも知れないが、この件によりアルバムへの収録が急遽取り止めになった可能性もある。