David Bowie-LIVE AT THE FRIARS CLUB AYLESBURY 1971 【1CD】 [DEN-049]
David Bowie-LIVE AT THE FRIARS CLUB AYLESBURY 1971 【1CD】
[DEN-049]
販売価格: 3,200円(税込)
在庫あり
商品詳細
デヴィッド・ボウイは1947年、昭和で言うと22年生まれの「戦後派」である。もちろん英国人なので戦勝国として戦前の価値観をそのまま継続した教育を受けており、日本のような価値観の転換や世代間の断絶がない環境で育っている。戦前生まれのジョンレノンはアメリカから輸入されたロックンロールに夢中になり、後にビートルズとしてデビュー、1963年頃には既に英国中を席巻していた。1963年といえばボウイ16歳で、ビートルズの影響を正面から受けた世代であろう。実際に無名時代に「ビートルズに憧れて長髪にした若者」としてインタビューを受けている貴重な映像も残されている。戦前生まれのジョンレノンがロックンロールに影響を受け新たなブリティッシュ・ロックを確立しようとしていた、さらにその影響下で戦後生まれのボウイは音楽に目覚めている。このようにロックは継承され、また進化していったのである。
さらにボウイの音楽的素養はジャズによっても培われた。ボウイは10代の早い頃にサックスのレッスンを正式に受けている。アルバム『ロウ』の最後の曲「サブテラニアンズ」や、時折ステージで披露していたサックスのプレイは、この時期に習得したものである。シリアス・ムーンライト・ツアーにおけるサックス・プレイは視覚的にも素晴らしいものであったが、そのルーツも10代の頃に遡ることが出来る。
ビートルズのメンバーで最年長は1940年生まれのジョンレノンであり、ボウイより7歳も年齢が離れている。それにも拘わらずボウイのデビュー・シングルはバンド名義で、ビートルズとわずか2年しか違わない1964年のことであった。しかしデビューは早かったものの、当時の曲を聴くと、まだ音楽的に確立されたものはなく、未消化で時期尚早な感は否めない。続いて初めてのソロ・アルバム『デヴィッド・ボウイ』が発表されたのは1967年の事である。しかし、このデビュー・アルバムも商業的に成功せず、ボウイは一旦音楽を離れ演劇の世界に軸足を移すことになる。このデビュー・アルバムについてはボウイもあまり触れることがなく、またステージで演奏したという記録もない。ちょうど長渕剛の「雨の嵐山」と同じように、本意ではない形でリリースされたため、ボウイとしてはなかったことにしたい黒歴史なのかもしれない。
ボウイが再び音楽の世界に戻ったのは1969年の映画『2001年宇宙の旅』をモチーフにしたタイトル曲と共に発表した『スペイス・オディティ』においてであった。同アルバムのタイトル曲がアポロ11号の月面着陸というニュースに合わせヒットした。おそらくこの時点でボウイは音楽でやっていける自信を持ったのではないだろうか。アコースティック・ギターを中心とした佳曲が並び、「フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年」や「フリーフェスティバルの思い出」など壮大な曲から、「ドント・シット・ダウン」のようなお遊び要素の曲まで今でも人気の高い曲が含まれている。これがボウイの音楽キャリアにおける実質的なデビューであるといえる。長渕剛で言うと「巡恋歌」の位置づけであろう。
1970年にボウイにとって転機となる出会いがあった。それがギタリストのミック・ロンソンである。アルバム『世界を売った男』はミック・ロンソンを大々的に起用したハードなエレクトリック・ギター・サウンドで制作され、初期のグラム・ロックの基礎を作ったともいえる完成度を誇り、後にジギースターダストに繋がることになる。しかしこの時期はまだボウイ自身が音楽の方向性を模索していたのだろう、ジギーに辿りつくまでにはさらに紆余曲折を経る必要があった。それがアルバム『ハンキードリー』である。美しいピアノを中心とした、これまた前2作とは異なる雰囲気を持つ美しいアルバムで、ロック的要素は希薄で、その変わりに印象的なメロディを持つバラード曲が多い。このアルバムには後にボウイの代表曲となる「チェンジズ」や「火星の生活」などが含まれている。
初期のボウイのコンサートの詳細はわかっていない。記録が断片的にしか残っておらず、正確な日程や本数、セットリストなどは今後の研究に委ねられる。本作に収録されているのはそんな初期のコンサートのひとつ、1971年9月25日アリスバーリー公演である。『ハンキードリー』のリリースが1971年12月であるから、その数か月前のコンサートと言えば、おおよそのタイムラインが想像していただけるのではないかと思う。『ハンキードリー』のレコーディングは1971年の6月から7月にかけて行なわれており、リリース前のこれら新曲をいち早くステージで披露していることになる。もちろん聴衆にとっては初めて聴く曲である。驚くのはセットリストである。前述のようにリリース前の『ハンキードリー』の曲がメインとなっており、しかも後にステージでは演奏しなくなったこの時期のみのライヴ・バージョンもあり、ボウイ・ファンにとっては宝物のような貴重な初期のライヴとなっている。
オープニングの「フィル・ユア・ハート」は裏声を効果的に使ったもので、ボウイのヴォーカリストとしての多彩な才能を垣間見ることが出来る。続く「Buzz The Fuzz」とこの両曲は、日本ではあまり知られていないがアメリカの歌手ビフ・ローズのカバー曲である。英国でビフ・ローズがどれだけ認知度があったかは不明だが、他のボウイのオリジナルと比べて違和感がなく溶け込んでいる。1967年のデビュー・アルバムを全曲オリジナルで作り上げたのに対し、このような独自の解釈によるカバーの秀逸さもボウイの真骨頂であろう。「スペイス・オディティ」はスタジオ・バージョンが様々な効果音を駆使して作り込まれていたのに対し、ここでは機材の関係もあろうがシンプルな演奏である。「アムステルダム」はジャック・ブレルのカバーであるが、オリジナル以上にボウイ・バージョンが有名になった稀有な曲である。この曲が正式にスタジオでレコーディングされたのはずっと後のことだが、この時点で既にステージで演奏している事実が興味深い。この時点でアルバム2枚をリリース、そしてリリース前の『ハンキードリー』とアルバム3枚分の曲しかない状態で、続いて『世界を売った男』から「スーパーマン」を演奏する。タイトルといい、この数年後にグラムでブレイクする予兆を感じさせる曲である。
そしてここからが注目の『ハンキー・ドリー』コーナーである。ボウイはピアノに移り、軽快な「ユー・プリティー・シングス」を演奏する。リリース・バージョンでは印象的だったサビの重厚なコーラスはまだ含まれておらず、ほぼボウイひとりで歌い切っている。さらにアルバムの曲順通りにメドレーで「8行詩」に繋がる構成となっているのが驚く。記憶にある限り音源で聴くことが出来る唯一のライヴ・バージョンである。生前のボウイ最後のステージの最後の曲は2006年のニューヨークにおける「チェンジズ」であった。ボウイが愛着を持って永年に渡り歌い継がれていた同曲の、リリース前の初々しいライヴ・バージョンがこれである。まさか45年後に自分が歌う最後のナンバーになろうとはこの時点では想像だにしなかったことだろう。「チェチェチェチェーンジ♪」の箇所における追っかけコーラスが印象的な曲であるが、このバンドはヤル気がないのか、コーラスが思いっきり手抜きで、ほぼボウイのソロ・ヴォーカルとなっている。
再びボウイはギターに持ち替え、まずは「ボブ・ディランに捧げる歌」である。スタジオ・バージョンはボウイがディランの物真似をしている歌いまわしが微笑ましいリスペクト溢れるものであったが、さすがにステージでは普通通りに「ボウイの歌いまわし」で歌っている。さらに「アンディ・ウォーホル」「クイーン・ビッチ」と『ハンキードリー』の楽曲が続く。「Looking For A Friend」はボウイが何度も正式にレコーディングにトライしていながら挫折した曲である。そして「ラウンド・アンド・ラウンド」に続き、ベルベット・アンダーグラウンドの「僕は待ち人」でコンサートは締めくくられる。
およそ、このコンサートは、前半がアコギ、中盤がピアノ、そして終盤がバンド・サウンドという3部構成にわけられる。全体的にコーラスは入るものの希薄で、ほとんどがボウイのソロ・ヴォーカルで占められている。また楽器編成も最低限のもので、ほとんどアコースティック・ライヴと言ってもよいくらい、後年の過剰なまでに装飾されたステージとは対極を成すシンプルなステージと言っていいだろう。きらびやかなボウイのステージしか知らない人にとっては、このような時代がボウイにもあったと驚くのではないだろうか。また本作の素晴らしいところはその音質である。1971年という時代にも拘わらず、このようにフル・コンサートが高音質で残されていたことに驚きを禁じ得ない。
なお、ボーナストラックとして、1967年のアセテート音源から2曲、そして「ブラック・カントリー・ロック」のB面に収録されていた「ホリー・ホリー」のUKシングル・バージョンを収録している。
デヴィッド・ボウイ初期のライヴ、ボウイがあのボウイになる黎明期に行なわれたアコースティック・ライヴを高音質で完全収録。リリース前の『ハンキー・ドリー』の収録曲を中心に、その後二度と演奏することのなくなった曲や、この時期のみの貴重なライヴ・テイクを含む初期のステージを完全収録している。まるでボウイ・ファンの宝物のようなタイトルであろう。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
Friars Club, Aylesbury, UK September 25, 1971
01. introduction
02. Fill Your Heart
03. Buzz The Fuzz
04. Space Oddity
05. Amsterdam
06. The Supermen
07. Oh! You Pretty Things
08. Eight Line Poem
09. Changes
10. Song For Bob Dylan
11. Andy Warhol
12. Queen Bitch
13. Looking For A Friend
14. Round And Round
15. Waiting For The Man
Acetates 1967
16. Everything Is You
17. Social Girl
B-side of the "BLACK COUNTRY ROCK" Original UK single version
18. Holy Holy
さらにボウイの音楽的素養はジャズによっても培われた。ボウイは10代の早い頃にサックスのレッスンを正式に受けている。アルバム『ロウ』の最後の曲「サブテラニアンズ」や、時折ステージで披露していたサックスのプレイは、この時期に習得したものである。シリアス・ムーンライト・ツアーにおけるサックス・プレイは視覚的にも素晴らしいものであったが、そのルーツも10代の頃に遡ることが出来る。
ビートルズのメンバーで最年長は1940年生まれのジョンレノンであり、ボウイより7歳も年齢が離れている。それにも拘わらずボウイのデビュー・シングルはバンド名義で、ビートルズとわずか2年しか違わない1964年のことであった。しかしデビューは早かったものの、当時の曲を聴くと、まだ音楽的に確立されたものはなく、未消化で時期尚早な感は否めない。続いて初めてのソロ・アルバム『デヴィッド・ボウイ』が発表されたのは1967年の事である。しかし、このデビュー・アルバムも商業的に成功せず、ボウイは一旦音楽を離れ演劇の世界に軸足を移すことになる。このデビュー・アルバムについてはボウイもあまり触れることがなく、またステージで演奏したという記録もない。ちょうど長渕剛の「雨の嵐山」と同じように、本意ではない形でリリースされたため、ボウイとしてはなかったことにしたい黒歴史なのかもしれない。
ボウイが再び音楽の世界に戻ったのは1969年の映画『2001年宇宙の旅』をモチーフにしたタイトル曲と共に発表した『スペイス・オディティ』においてであった。同アルバムのタイトル曲がアポロ11号の月面着陸というニュースに合わせヒットした。おそらくこの時点でボウイは音楽でやっていける自信を持ったのではないだろうか。アコースティック・ギターを中心とした佳曲が並び、「フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年」や「フリーフェスティバルの思い出」など壮大な曲から、「ドント・シット・ダウン」のようなお遊び要素の曲まで今でも人気の高い曲が含まれている。これがボウイの音楽キャリアにおける実質的なデビューであるといえる。長渕剛で言うと「巡恋歌」の位置づけであろう。
1970年にボウイにとって転機となる出会いがあった。それがギタリストのミック・ロンソンである。アルバム『世界を売った男』はミック・ロンソンを大々的に起用したハードなエレクトリック・ギター・サウンドで制作され、初期のグラム・ロックの基礎を作ったともいえる完成度を誇り、後にジギースターダストに繋がることになる。しかしこの時期はまだボウイ自身が音楽の方向性を模索していたのだろう、ジギーに辿りつくまでにはさらに紆余曲折を経る必要があった。それがアルバム『ハンキードリー』である。美しいピアノを中心とした、これまた前2作とは異なる雰囲気を持つ美しいアルバムで、ロック的要素は希薄で、その変わりに印象的なメロディを持つバラード曲が多い。このアルバムには後にボウイの代表曲となる「チェンジズ」や「火星の生活」などが含まれている。
初期のボウイのコンサートの詳細はわかっていない。記録が断片的にしか残っておらず、正確な日程や本数、セットリストなどは今後の研究に委ねられる。本作に収録されているのはそんな初期のコンサートのひとつ、1971年9月25日アリスバーリー公演である。『ハンキードリー』のリリースが1971年12月であるから、その数か月前のコンサートと言えば、おおよそのタイムラインが想像していただけるのではないかと思う。『ハンキードリー』のレコーディングは1971年の6月から7月にかけて行なわれており、リリース前のこれら新曲をいち早くステージで披露していることになる。もちろん聴衆にとっては初めて聴く曲である。驚くのはセットリストである。前述のようにリリース前の『ハンキードリー』の曲がメインとなっており、しかも後にステージでは演奏しなくなったこの時期のみのライヴ・バージョンもあり、ボウイ・ファンにとっては宝物のような貴重な初期のライヴとなっている。
オープニングの「フィル・ユア・ハート」は裏声を効果的に使ったもので、ボウイのヴォーカリストとしての多彩な才能を垣間見ることが出来る。続く「Buzz The Fuzz」とこの両曲は、日本ではあまり知られていないがアメリカの歌手ビフ・ローズのカバー曲である。英国でビフ・ローズがどれだけ認知度があったかは不明だが、他のボウイのオリジナルと比べて違和感がなく溶け込んでいる。1967年のデビュー・アルバムを全曲オリジナルで作り上げたのに対し、このような独自の解釈によるカバーの秀逸さもボウイの真骨頂であろう。「スペイス・オディティ」はスタジオ・バージョンが様々な効果音を駆使して作り込まれていたのに対し、ここでは機材の関係もあろうがシンプルな演奏である。「アムステルダム」はジャック・ブレルのカバーであるが、オリジナル以上にボウイ・バージョンが有名になった稀有な曲である。この曲が正式にスタジオでレコーディングされたのはずっと後のことだが、この時点で既にステージで演奏している事実が興味深い。この時点でアルバム2枚をリリース、そしてリリース前の『ハンキードリー』とアルバム3枚分の曲しかない状態で、続いて『世界を売った男』から「スーパーマン」を演奏する。タイトルといい、この数年後にグラムでブレイクする予兆を感じさせる曲である。
そしてここからが注目の『ハンキー・ドリー』コーナーである。ボウイはピアノに移り、軽快な「ユー・プリティー・シングス」を演奏する。リリース・バージョンでは印象的だったサビの重厚なコーラスはまだ含まれておらず、ほぼボウイひとりで歌い切っている。さらにアルバムの曲順通りにメドレーで「8行詩」に繋がる構成となっているのが驚く。記憶にある限り音源で聴くことが出来る唯一のライヴ・バージョンである。生前のボウイ最後のステージの最後の曲は2006年のニューヨークにおける「チェンジズ」であった。ボウイが愛着を持って永年に渡り歌い継がれていた同曲の、リリース前の初々しいライヴ・バージョンがこれである。まさか45年後に自分が歌う最後のナンバーになろうとはこの時点では想像だにしなかったことだろう。「チェチェチェチェーンジ♪」の箇所における追っかけコーラスが印象的な曲であるが、このバンドはヤル気がないのか、コーラスが思いっきり手抜きで、ほぼボウイのソロ・ヴォーカルとなっている。
再びボウイはギターに持ち替え、まずは「ボブ・ディランに捧げる歌」である。スタジオ・バージョンはボウイがディランの物真似をしている歌いまわしが微笑ましいリスペクト溢れるものであったが、さすがにステージでは普通通りに「ボウイの歌いまわし」で歌っている。さらに「アンディ・ウォーホル」「クイーン・ビッチ」と『ハンキードリー』の楽曲が続く。「Looking For A Friend」はボウイが何度も正式にレコーディングにトライしていながら挫折した曲である。そして「ラウンド・アンド・ラウンド」に続き、ベルベット・アンダーグラウンドの「僕は待ち人」でコンサートは締めくくられる。
およそ、このコンサートは、前半がアコギ、中盤がピアノ、そして終盤がバンド・サウンドという3部構成にわけられる。全体的にコーラスは入るものの希薄で、ほとんどがボウイのソロ・ヴォーカルで占められている。また楽器編成も最低限のもので、ほとんどアコースティック・ライヴと言ってもよいくらい、後年の過剰なまでに装飾されたステージとは対極を成すシンプルなステージと言っていいだろう。きらびやかなボウイのステージしか知らない人にとっては、このような時代がボウイにもあったと驚くのではないだろうか。また本作の素晴らしいところはその音質である。1971年という時代にも拘わらず、このようにフル・コンサートが高音質で残されていたことに驚きを禁じ得ない。
なお、ボーナストラックとして、1967年のアセテート音源から2曲、そして「ブラック・カントリー・ロック」のB面に収録されていた「ホリー・ホリー」のUKシングル・バージョンを収録している。
デヴィッド・ボウイ初期のライヴ、ボウイがあのボウイになる黎明期に行なわれたアコースティック・ライヴを高音質で完全収録。リリース前の『ハンキー・ドリー』の収録曲を中心に、その後二度と演奏することのなくなった曲や、この時期のみの貴重なライヴ・テイクを含む初期のステージを完全収録している。まるでボウイ・ファンの宝物のようなタイトルであろう。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
Friars Club, Aylesbury, UK September 25, 1971
01. introduction
02. Fill Your Heart
03. Buzz The Fuzz
04. Space Oddity
05. Amsterdam
06. The Supermen
07. Oh! You Pretty Things
08. Eight Line Poem
09. Changes
10. Song For Bob Dylan
11. Andy Warhol
12. Queen Bitch
13. Looking For A Friend
14. Round And Round
15. Waiting For The Man
Acetates 1967
16. Everything Is You
17. Social Girl
B-side of the "BLACK COUNTRY ROCK" Original UK single version
18. Holy Holy