Paul McCartney-04 SUMMER 【3CD+2DVD】 [mccd-420-424]
Paul McCartney-04 SUMMER 【3CD+2DVD】
[mccd-420-424]
販売価格: 8,000円(税込)
在庫あり
商品詳細
■わずか13公演のみの2004年短期欧州ツアー!!
■すべてサウンドボード&プロショット
■「You Won’t See Me」「She’s A Woman」「All Things Must Pass」はこのツアーのみのセットリスト
Mクローデルの最新作は、2004年に行なわれた「04 SUMMER」と題された、わずか13公演のみの短期欧州ツアーを集大成したタイトルになります。すべてサウンドボード音源とプロショットで構成された究極のセット。短期ツアーであるだけに、このツアーでしか演奏されなかった曲の数々はいずれも非常にレアなものとなっており、マニアにとっては外せないツアー。2002年から2003年にかけて行なわれた9年ぶりのツアーの大成功、そして翌2005年にニューアルバムを含む翌年の新たなツアーが予定されており、それに向けての前哨戦ともいえる過渡期にあるツアーで、セットリストを手探りするような聴衆の反応を確認するためという意味合いもあったのでしょう、このツアーのみで消えたセットリストもあれば、「Helter Skelter」や「In Spite Of All Danger」など、このツアーで初披露され翌年以降もセットリストの定番として残る曲もあり、非常に興味深いツアーであるといえます。
このツアーでのみ演奏され、その後演奏されることがなくなった曲としては、まずビートルズの「You Won’t See Me」が挙げられます。ご存知「ラバーソウル」に収録のポールの名曲。ポールは「サージェントペパーズ」に収録の曲を多数ステージで演奏していますが、それ以外では「リボルバー」の再演割合が多く、いずれもポール自身の才能の発露が最も充実していた時期と重なります。一方で、「ラバーソウル」を本人も再評価しており、最近はこのアルバムからのセットリストが多く含まれるようになっています。その嚆矢となったのが「Drive My Car」であり、「I’m Looking Through You」であり、また同時期の「I’ve Just Seen A Face」であったり、2011年には同アルバムから「The Word」がステージで披露されています。その流れで「You Won’t See Me」がこの時披露されたのです。軽快で流れるような曲調はいかにもライヴ向きだと思えますが、残念ながらこのツアー以降はセットリストから外されてしまい、結果としてこの短期間だけのレアなナンバーとなりました。
もうひとつ同じ運命を辿ったのが「She’s A Woman」です。ビートルズ時代の1966年のツアーで演奏されており、その後は1991年のアンプラグドで一度演奏されたきり。それが2004年のこのツアーで再びステージで演奏されました。ビートルズ時代とは機材や楽器編成も異なり、まさに2004年のアレンジとなっています。もちろんアンプラグドはその名の通りアコースティックでの演奏だったので、それともアレンジは大幅に異なります。ビートルズ時代の演奏では非常にステージ映えする曲だと思ったのですが、ここでもハードな雰囲気で非常に素晴らしい演奏となっています。なぜこの曲がその後セットリストから消えたのか不思議ですが、これまた結果的にこの短期間だけのレアなナンバーとなったわけです。中止となった2014年日本武道館公演では、もしかしたらこの曲が復活していたかと思って聴くのも一興かもしれません。
またジョージの追悼曲としてこれまで「Something」がウクレレで演奏されてきましたが、このツアーでは「All Things Must Pass」に変更となっています。これまで2003年ローマのコロシアム公演で披露されたのみでしたが、このツアーでは基本セットとして組み込まれました。これもまたこのツアーでのみ演奏された曲です。その後は再びウクレレで始まり、後半をバンド・アレンジと繋げた「Something」に戻されるので、結果的にこのツアーでのみのレアなナンバーとなりました。非常に美しいセンチメンタルなアレンジで、その哲学的な歌詞とあいまって聴く者の心を捉えてやみません。後のアメリカン・ツアー以降は、よりコマーシャルなビートルズ・ナンバーであり、コンサート・フォー・ジョージでバンド・アレンジに繋ぐバージョンが好評だったこともあり、「Something」の方が客ウケが良いとのことでまた戻されたのでしょうが、結果としてこれもまたレアなナンバーとなりました。
その他、「For No One」「In Spite Of All Danger」などは、このツアーが初演で、その後2005年ツアーに引き継がれたナンバー。特に「In Spite Of All Danger」は、一昔前だとクオリーメンのメンバーが、確かこんな曲だったよと軽くアコースティックで演奏したものを聴いて想像するのみだったのが、1995年アンソロジーに収録され一躍メジャーな曲に昇格し、その後、まさかこのようにライヴで演奏されるようになるとは時代の流れを感じさせられます。印象的なウォ〜ウォ〜ウォウォの合いの手コーラスを聴衆が恙なく入れているのも、この曲がいかにメジャーになっているかの証明ではないでしょうか。そして「For No One」はジョンも認めた美しいバラード曲で、かつて「ヤァ!ブロードストリート」で再演されたことがありましたが、ここではマジック・ピアノのみでのシンプルな演奏となっています。この2曲は、いずれも2004年のツアーで初演され、2005年のツアーに引き継がれた後、再びお蔵入りとなっているナンバーです。その他でも、「Drive My Car」や「Penny Lane」など、このツアーを最後にご無沙汰となっている楽曲が多く含まれています。
さらに、このツアーで初演されたといえば「Helter Skelter」が挙げられます。誰もがどのような演奏になっているのだろうかと期待した、WHOばりのハード・ロック・ナンバーですが、ビートルズの録音よりもさらにハードに、ラスティとブライアンと共にギターバトルを繰り広げるかの如く、まさにタイトル通りシッチャカメッチャカなアレンジで、これが後にアンコールの定番として採用されるのがよく理解できる、聴衆の反応も素晴らしいアレンジとなっています。
本作は、3CDと2DVDに渡って、全てサウンドボードとプロショットで、この特別な短期欧州ツアーの魅力を余すところなく収録しています。まずCDディスク1と2には、2004年5月30日マドリッド公演をサウンドボードで収録。広がりのある素晴らしいサウンドボード音源で、いかにもモノラルな団子状の音だった既発盤と比べてもらえれば、その音質の差は歴然。残念ながら「Drive My Car」と「Penny Lane」の途中までの1曲半がサウンドボード音源では欠落しており、違和感のない高音質オーディエンス録音にて保管して、コンサート完全収録となっています。それでも、このような些事が気にならないくらい、とにかく全編に渡って素晴らしいサウンドボード音源。レア曲を含む短期欧州ツアーでありながら、このような素晴らしい音源で残されているのはマニア冥利に尽きます。ディスク2のボーナストラックには、ツアー初日2004年5月25日ヒホン公演より「All Things Must Pass」、ツアー二日目リスボン公演より「Get Back」「She’s A Woman」「Live And Let Die」の3曲をサウンドボードで、それぞれ収録しています。
ディスク3は、このツアーの最終日であり、かつ唯一の英国公演である2004年6月26日グラストンベリー・フェスティバルより、18曲をサウンドボードで収録しています。この日は中途半端な形で映像が放送されましたが、本作はその映像由来の音源ではなく、当時放送されたものより曲数が多い全18曲を収録。これは近年改めてラジオ放送されたものが音源となっており、そのクオリティは完璧なステレオ・サウンドボード音源。しかも当時放送されなかった楽曲も含み、グラストンベリー公演の音源としては最長かつ最高のものとなっています。特長としては当時未発表だった、次のニューアルバムに収録されることとなる「Follow Me」が初演されていることです。2005年ツアーでは基本セットリストで演奏されていますが、まさにこの2004年6月の段階で曲は完成しており、フェスティバルということで特別に披露されてます。
次に映像です。DVDのディスク1は、2004年5月30日マドリッド公演を収録しています。この映像はステージ両脇のスクリーン映像の流出で、青いジャケットに身を包んだポールのステージを存分にプロショットで堪能する事が出来ます。既発盤は暗めの映像でしたが、本作ではブライト調整などを行ない、かなり見やすい映像となっています。そしてDVDディスク2は2004年6月20日ロシアはサンクトペテルブルク公演を、これもまたプロショットで完全収録。こちらはスクリーン映像ではなく、おそらく正式にリリースを目的として撮影されたもののようで、公式には2003年のものと混合してリリースされましたが、本作では2004年単体のステージをプロショットで完全収録しています。前年に続いて2度目のロシア公演ということもあり、より大きな会場でのコンサート。カメラワークは引きが多く、また頻繁にパンしたり、この辺のセンスがお国柄というべきか、重点を客席の盛り上がりに置いているような感じです。これはオフィシャルでも同じことが言えるのですが、マドリッドもサンクトペテルブルクも、現在のレベルではけして高画質とは言えず、また画面サイズもワイドスクリーンで撮影されていないなど、逆にここ数年の技術の進歩に驚くばかりですが、現在考え得る最高の画質で収録しています。
Mクローデルの最新作は、レアなナンバーが多い2004年の短期ヨーロッパ・ツアーを、すべてサウンドボードとプロショットで収録した集大成的なタイトル。「You Won’t See Me」や「She’s A Woman」「All Things Must Pass」など、このツアーのみしか演奏されていない曲もあり、3CDと2DVDという圧倒的なボリュームで、音も映像も、これ1タイトルあれば唯一の2004年ツアーは完璧といえます。スリップケース仕様でずっしり重い、CDラックに収納しても存在感を放つ美しいアートワーク、そして美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤です。
ESTADIO LA PEINETA MADRID SPAIN May 30, 2004
DISC ONE
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow the Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen a Face
21. Eleanor Rigby
22. Drive My Car
23. Penny Lane
DISC TWO
01. Get Back
02. Band On The Run
03. Back In The U.S.S.R.
04. Live And Let Die
05. I've Got A Feeling
06. Improvisation
07. Lady Madonna
08. Hey Jude
09. Yesterday
10. Let It Be
11. I Saw Her Standing There
12. Helter Skelter
13. Sgt.Pepper’s Reprise - The End
ESTADIO EL MOLINON GIJON SPAIN May 25, 2004
14. All Things Must Pass
PARQUE BELA VISTA LISBON PORTUGAL May 28, 2004
15. Get Back
16. She’s A Woman
17. Live And Let Die
DISC THREE
WORTHY FARM PILTON U.K. GLASTONBURY FESTIVAL June 26, 2004
01. Jet
02. Flaming Pie
03. Let Me Roll It
04. Blackbird
05. Drive My Car
06. Penny Lane
07. Get Back
08. Band On The Run
09. Back In The U.S.S.R.
10. Live And Let Die
11. Lady Madonna
12. Hey Jude
13. Yesterday
14. Follow Me
15. Let It Be
16. I Saw Her Standing There
17. Helter Skelter
18. SGT. Pepper's Reprise - The End
DVD DISC ONE
ESTADIO LA PEINETA MADRID SPAIN May 30, 2004
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow The Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen A Face
21. Eleanor Rigby
22. Drive My Car
23. Penny Lane
24. Get Back
25. Band On The Run
26. Back In The U.S.S.R.
27. Live And Let Die
28. I've Got A Feelingres
29. Lady Madonna
30. Hey Jude
31. Yesterday
32. Let It Be
33. I Saw Her Standing There
34. Helter Skelter
35. Sgt. Pepper’s Reprise - The End
DVD DISC TWO
PALACE SQUARE ST.PETERSBURG RUSSIA June 20, 2004
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow The Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen A Face
21. Eleanor Rigby
22. Drive My Car
23. Penny Lane
24. Get Back
25. Band On The Run
26. Back In The U.S.S.R.
27. Live And Let Die
28. I've Got A Feelingres
29. Lady Madonna
30. Hey Jude
31. Yesterday
32. Let It Be
33. I Saw Her Standing There
34. Helter Skelter
35. Sgt. Pepper’s Reprise - The End
■すべてサウンドボード&プロショット
■「You Won’t See Me」「She’s A Woman」「All Things Must Pass」はこのツアーのみのセットリスト
Mクローデルの最新作は、2004年に行なわれた「04 SUMMER」と題された、わずか13公演のみの短期欧州ツアーを集大成したタイトルになります。すべてサウンドボード音源とプロショットで構成された究極のセット。短期ツアーであるだけに、このツアーでしか演奏されなかった曲の数々はいずれも非常にレアなものとなっており、マニアにとっては外せないツアー。2002年から2003年にかけて行なわれた9年ぶりのツアーの大成功、そして翌2005年にニューアルバムを含む翌年の新たなツアーが予定されており、それに向けての前哨戦ともいえる過渡期にあるツアーで、セットリストを手探りするような聴衆の反応を確認するためという意味合いもあったのでしょう、このツアーのみで消えたセットリストもあれば、「Helter Skelter」や「In Spite Of All Danger」など、このツアーで初披露され翌年以降もセットリストの定番として残る曲もあり、非常に興味深いツアーであるといえます。
このツアーでのみ演奏され、その後演奏されることがなくなった曲としては、まずビートルズの「You Won’t See Me」が挙げられます。ご存知「ラバーソウル」に収録のポールの名曲。ポールは「サージェントペパーズ」に収録の曲を多数ステージで演奏していますが、それ以外では「リボルバー」の再演割合が多く、いずれもポール自身の才能の発露が最も充実していた時期と重なります。一方で、「ラバーソウル」を本人も再評価しており、最近はこのアルバムからのセットリストが多く含まれるようになっています。その嚆矢となったのが「Drive My Car」であり、「I’m Looking Through You」であり、また同時期の「I’ve Just Seen A Face」であったり、2011年には同アルバムから「The Word」がステージで披露されています。その流れで「You Won’t See Me」がこの時披露されたのです。軽快で流れるような曲調はいかにもライヴ向きだと思えますが、残念ながらこのツアー以降はセットリストから外されてしまい、結果としてこの短期間だけのレアなナンバーとなりました。
もうひとつ同じ運命を辿ったのが「She’s A Woman」です。ビートルズ時代の1966年のツアーで演奏されており、その後は1991年のアンプラグドで一度演奏されたきり。それが2004年のこのツアーで再びステージで演奏されました。ビートルズ時代とは機材や楽器編成も異なり、まさに2004年のアレンジとなっています。もちろんアンプラグドはその名の通りアコースティックでの演奏だったので、それともアレンジは大幅に異なります。ビートルズ時代の演奏では非常にステージ映えする曲だと思ったのですが、ここでもハードな雰囲気で非常に素晴らしい演奏となっています。なぜこの曲がその後セットリストから消えたのか不思議ですが、これまた結果的にこの短期間だけのレアなナンバーとなったわけです。中止となった2014年日本武道館公演では、もしかしたらこの曲が復活していたかと思って聴くのも一興かもしれません。
またジョージの追悼曲としてこれまで「Something」がウクレレで演奏されてきましたが、このツアーでは「All Things Must Pass」に変更となっています。これまで2003年ローマのコロシアム公演で披露されたのみでしたが、このツアーでは基本セットとして組み込まれました。これもまたこのツアーでのみ演奏された曲です。その後は再びウクレレで始まり、後半をバンド・アレンジと繋げた「Something」に戻されるので、結果的にこのツアーでのみのレアなナンバーとなりました。非常に美しいセンチメンタルなアレンジで、その哲学的な歌詞とあいまって聴く者の心を捉えてやみません。後のアメリカン・ツアー以降は、よりコマーシャルなビートルズ・ナンバーであり、コンサート・フォー・ジョージでバンド・アレンジに繋ぐバージョンが好評だったこともあり、「Something」の方が客ウケが良いとのことでまた戻されたのでしょうが、結果としてこれもまたレアなナンバーとなりました。
その他、「For No One」「In Spite Of All Danger」などは、このツアーが初演で、その後2005年ツアーに引き継がれたナンバー。特に「In Spite Of All Danger」は、一昔前だとクオリーメンのメンバーが、確かこんな曲だったよと軽くアコースティックで演奏したものを聴いて想像するのみだったのが、1995年アンソロジーに収録され一躍メジャーな曲に昇格し、その後、まさかこのようにライヴで演奏されるようになるとは時代の流れを感じさせられます。印象的なウォ〜ウォ〜ウォウォの合いの手コーラスを聴衆が恙なく入れているのも、この曲がいかにメジャーになっているかの証明ではないでしょうか。そして「For No One」はジョンも認めた美しいバラード曲で、かつて「ヤァ!ブロードストリート」で再演されたことがありましたが、ここではマジック・ピアノのみでのシンプルな演奏となっています。この2曲は、いずれも2004年のツアーで初演され、2005年のツアーに引き継がれた後、再びお蔵入りとなっているナンバーです。その他でも、「Drive My Car」や「Penny Lane」など、このツアーを最後にご無沙汰となっている楽曲が多く含まれています。
さらに、このツアーで初演されたといえば「Helter Skelter」が挙げられます。誰もがどのような演奏になっているのだろうかと期待した、WHOばりのハード・ロック・ナンバーですが、ビートルズの録音よりもさらにハードに、ラスティとブライアンと共にギターバトルを繰り広げるかの如く、まさにタイトル通りシッチャカメッチャカなアレンジで、これが後にアンコールの定番として採用されるのがよく理解できる、聴衆の反応も素晴らしいアレンジとなっています。
本作は、3CDと2DVDに渡って、全てサウンドボードとプロショットで、この特別な短期欧州ツアーの魅力を余すところなく収録しています。まずCDディスク1と2には、2004年5月30日マドリッド公演をサウンドボードで収録。広がりのある素晴らしいサウンドボード音源で、いかにもモノラルな団子状の音だった既発盤と比べてもらえれば、その音質の差は歴然。残念ながら「Drive My Car」と「Penny Lane」の途中までの1曲半がサウンドボード音源では欠落しており、違和感のない高音質オーディエンス録音にて保管して、コンサート完全収録となっています。それでも、このような些事が気にならないくらい、とにかく全編に渡って素晴らしいサウンドボード音源。レア曲を含む短期欧州ツアーでありながら、このような素晴らしい音源で残されているのはマニア冥利に尽きます。ディスク2のボーナストラックには、ツアー初日2004年5月25日ヒホン公演より「All Things Must Pass」、ツアー二日目リスボン公演より「Get Back」「She’s A Woman」「Live And Let Die」の3曲をサウンドボードで、それぞれ収録しています。
ディスク3は、このツアーの最終日であり、かつ唯一の英国公演である2004年6月26日グラストンベリー・フェスティバルより、18曲をサウンドボードで収録しています。この日は中途半端な形で映像が放送されましたが、本作はその映像由来の音源ではなく、当時放送されたものより曲数が多い全18曲を収録。これは近年改めてラジオ放送されたものが音源となっており、そのクオリティは完璧なステレオ・サウンドボード音源。しかも当時放送されなかった楽曲も含み、グラストンベリー公演の音源としては最長かつ最高のものとなっています。特長としては当時未発表だった、次のニューアルバムに収録されることとなる「Follow Me」が初演されていることです。2005年ツアーでは基本セットリストで演奏されていますが、まさにこの2004年6月の段階で曲は完成しており、フェスティバルということで特別に披露されてます。
次に映像です。DVDのディスク1は、2004年5月30日マドリッド公演を収録しています。この映像はステージ両脇のスクリーン映像の流出で、青いジャケットに身を包んだポールのステージを存分にプロショットで堪能する事が出来ます。既発盤は暗めの映像でしたが、本作ではブライト調整などを行ない、かなり見やすい映像となっています。そしてDVDディスク2は2004年6月20日ロシアはサンクトペテルブルク公演を、これもまたプロショットで完全収録。こちらはスクリーン映像ではなく、おそらく正式にリリースを目的として撮影されたもののようで、公式には2003年のものと混合してリリースされましたが、本作では2004年単体のステージをプロショットで完全収録しています。前年に続いて2度目のロシア公演ということもあり、より大きな会場でのコンサート。カメラワークは引きが多く、また頻繁にパンしたり、この辺のセンスがお国柄というべきか、重点を客席の盛り上がりに置いているような感じです。これはオフィシャルでも同じことが言えるのですが、マドリッドもサンクトペテルブルクも、現在のレベルではけして高画質とは言えず、また画面サイズもワイドスクリーンで撮影されていないなど、逆にここ数年の技術の進歩に驚くばかりですが、現在考え得る最高の画質で収録しています。
Mクローデルの最新作は、レアなナンバーが多い2004年の短期ヨーロッパ・ツアーを、すべてサウンドボードとプロショットで収録した集大成的なタイトル。「You Won’t See Me」や「She’s A Woman」「All Things Must Pass」など、このツアーのみしか演奏されていない曲もあり、3CDと2DVDという圧倒的なボリュームで、音も映像も、これ1タイトルあれば唯一の2004年ツアーは完璧といえます。スリップケース仕様でずっしり重い、CDラックに収納しても存在感を放つ美しいアートワーク、そして美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤です。
ESTADIO LA PEINETA MADRID SPAIN May 30, 2004
DISC ONE
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow the Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen a Face
21. Eleanor Rigby
22. Drive My Car
23. Penny Lane
DISC TWO
01. Get Back
02. Band On The Run
03. Back In The U.S.S.R.
04. Live And Let Die
05. I've Got A Feeling
06. Improvisation
07. Lady Madonna
08. Hey Jude
09. Yesterday
10. Let It Be
11. I Saw Her Standing There
12. Helter Skelter
13. Sgt.Pepper’s Reprise - The End
ESTADIO EL MOLINON GIJON SPAIN May 25, 2004
14. All Things Must Pass
PARQUE BELA VISTA LISBON PORTUGAL May 28, 2004
15. Get Back
16. She’s A Woman
17. Live And Let Die
DISC THREE
WORTHY FARM PILTON U.K. GLASTONBURY FESTIVAL June 26, 2004
01. Jet
02. Flaming Pie
03. Let Me Roll It
04. Blackbird
05. Drive My Car
06. Penny Lane
07. Get Back
08. Band On The Run
09. Back In The U.S.S.R.
10. Live And Let Die
11. Lady Madonna
12. Hey Jude
13. Yesterday
14. Follow Me
15. Let It Be
16. I Saw Her Standing There
17. Helter Skelter
18. SGT. Pepper's Reprise - The End
DVD DISC ONE
ESTADIO LA PEINETA MADRID SPAIN May 30, 2004
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow The Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen A Face
21. Eleanor Rigby
22. Drive My Car
23. Penny Lane
24. Get Back
25. Band On The Run
26. Back In The U.S.S.R.
27. Live And Let Die
28. I've Got A Feelingres
29. Lady Madonna
30. Hey Jude
31. Yesterday
32. Let It Be
33. I Saw Her Standing There
34. Helter Skelter
35. Sgt. Pepper’s Reprise - The End
DVD DISC TWO
PALACE SQUARE ST.PETERSBURG RUSSIA June 20, 2004
01. Opening DJ Performance
02. Jet
03. Got To Get You Into My Life
04. Flaming Pie
05. All My Loving
06. Let Me Roll It
07. You Won't See Me
08. She's A Woman
09. Maybe I'm Amazed
10. The Long And Winding Road
11. In Spite Of All Danger
12. Blackbird
13. We Can Work It Out
14. Here Today
15. All Things Must Pass
16. Yellow Submarine
17. I'll Follow The Sun
18. For No One
19. Calico Skies
20. I've Just Seen A Face
21. Eleanor Rigby
22. Drive My Car
23. Penny Lane
24. Get Back
25. Band On The Run
26. Back In The U.S.S.R.
27. Live And Let Die
28. I've Got A Feelingres
29. Lady Madonna
30. Hey Jude
31. Yesterday
32. Let It Be
33. I Saw Her Standing There
34. Helter Skelter
35. Sgt. Pepper’s Reprise - The End